１月23日金曜夜10時、第36回のゲストは、元産経新聞中国特派員で拓殖大学客員教授の野口東秀さんです。
戦後、70年を迎える今年、中国からの対日強硬政策はますます強くなる可能性があります。現在、その中国、習近平体制はどのような状況にあるのでしょうか。
習近平体制では粛清が続いています。
2012年には政治局常務委員会入りの観測もあった薄熙来氏が失脚、党籍を剥奪されました。また、2014年12月５日、前政治局常務委員の周永康氏を収賄や職権乱用、機密漏洩などの容疑で党籍剥奪処分とし、逮捕を決定。周永康氏はチャイナ９と呼ばれる党最高指導部の一員でした。
江沢民・元国家主席率いる上海閥への粛清が続くなか、中国の権力闘争は現在どのような状態にあるのか。詳しくお伺いします。
また、中国船の尖閣周辺への執拗な侵入、また領空侵犯事件や防衛識別圏の設定問題など、様々な形で日本に対する絶え間ない中国の"攻撃"が続いています。
習近平体制はどのような対日戦略を持ち、またどのように軍を動かしているのか。
そして習近平国家主席は、軍を掌握できているのか。
戦後70年の今年の、日中関係を読み解きます。
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野口 東秀
元産経新聞社中国特派員・拓殖大学客員教授
元産経新聞中国特派員・外信部デスク。駒澤大学中退後、1985年から中国人民大学国際政治学部に入学。89年の卒業時、天安門事件で産経新聞臨時支局助手を務める。翌年、産経新聞入社。盛岡支局、編集局社会部（司法担当など）を経て外信部。98年の同社中国総局（北京）開設まで中国、台湾などに出張取材。2004年3月から2010年2月まで中国総局特派員。2012年、同社を退社。2014年７月 研究団体「新外交フォーラム」を立ち上げ。著書に『中国 真の権力エリート 軍、諜報、治安機関』（新潮社）など。
※ プロフィールは放送日2015.01.23時点の情報です
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