過去の放送

Vol.44 一般公開

習近平政権で中国はいつまでもつか

2015.03.20 44分

3月20日金曜夜10時、第44回のゲストは、ジャーナリストの宮崎正弘さんです。
中国では5日から全国人民代表大会(全人代)が行われました。そこで報告された過去1年間に立件した横領や収賄など100万元(約1900万円)以上の汚職事案は前年比42%増の3664件。汚職などで立件された公務員は前年比7.4%増の5万5101人。このうち元最高指導部メンバーの周永康・前政治局常務委員や軍制服組トップだった徐才厚・前中央軍事委員会副主席ら閣僚級以上の高官は28人で、前年の3倍超。習近平政権が進める反腐敗運動は、「トラもハエもたたく」地位に関係なく摘発する姿勢だという(以上、産経ニュース)。
習近平政権で行われている粛清には、どのような思惑があるのでしょうか。
また、「国産空母」の建造に言及した「強軍路線」、10カ年計画でメイド・イン・チャイナの質を向上させるという「製造強国」、あいかわらずの破壊的な環境汚染、経済成長率などの情報を分析しながら、習近平政権は何を目指しているのか、そもそも政権は維持できるのかについてお伺いします。

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

宮崎 正弘

宮崎 正弘
ジャーナリスト/評論家

昭和21(1946)年、石川県金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。昭和57(1982)年、『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。国際政治、経済などをテーマに独自の取材で情報を解析する評論を展開。中国ウォッチャーとしても知られ、全33省を踏破、近年はアジア諸国の取材に集中している。主な著書に、『吉田松陰が復活する!』(並木書房)、『台湾烈烈』(ビジネス社)、『「中国の時代」は終わった』(海竜社)、近著に『保守の原点——「保守」が日本を救う』(共著、海竜社)などがある。

※ プロフィールは放送日2015.03.20時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!