過去の放送

Vol.45 一般公開

日中軍事力比較

2015.03.27 46分

3月27日金曜夜10時、第45回のゲストは、軍事ジャーナリストの鍛冶俊樹さんです。
公表された中国の15年国防予算は8868億9800万元(約16兆9000億円)。前年比10.1%増で、5年連続、国防費の2桁増となりました。
東アジアの緊張を生み出す中国の軍事力増大ですが、そのような状況で日本は大丈夫なのでしょうか。
鍛冶さんに、日中の国防費比較、兵力比較を行ってもらいながら検証します。
また、国防費や兵力などの数字だけではわからない、軍事力を観るときに必要な視点についても解説頂きます。
鍛冶さんは、軍事力を観るとき、自動車をまともにつくれない国はダメだといいます。艦船や戦車であれば、それでもゆっくり走っていればよいが、飛行機は止まったら落ちる、そして、そもそも中国の航空機はどうも飛んでいない……。
中国は防空識別圏を設定し、それがまるで領空であるかのような振る舞いをしていますが、防空識別圏はスクランブルするためにあります。が、中国はスクランブルをできていない……。いったいどういうことなのでしょうか。
中国の軍事力の実態についてお伺いします。

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鍛冶 俊樹

鍛冶 俊樹
軍事ジャーナリスト

1957年広島県生まれ。1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年、文筆活動に転換、翌年、論文「日本の安全保障の現在と未来」で第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマガ「鍛冶俊樹の軍事ジャーナル」が「メルマ!ガ オブ ザイヤー2011」審査員特別賞を受賞。2012年、著書『国防の常識』第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。著書に『領土の常識』『国防の常識』(以上、角川oneテーマ21)、『戦争の常識』『エシュロンと情報戦争』(以上、文春新書)、『総図解よくわかる第二次世界大戦』(共著、新人物往来社)などがある。

※ プロフィールは放送日2015.03.27時点の情報です

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