過去の放送

Vol.55 一般公開

朝鮮総連事件と拉致問題

2015.06.05 47分

6月5日金曜夜10時、第55回のゲストは、特定失踪者問題調査会代表で、拓殖大学海外事情研究所教授の荒木和博さんです。
ストックホルムでの日朝外務省協議によって再調査合意の発表がなされてから、1年がすぎました。荒木さんは、7月の調査委員会発足1年という節目に、北朝鮮側から何か出てくる可能性は極めて低い、仮に何らかの情報が出てきたとしても、それがごく一部であることは間違いないと言います。
「虚言国家」とも言える北朝鮮に対して、委員会設置発表だけで制裁を解除をしたのは「圧力なき対話」「口先対行動」だったと荒木さん。今後、日本は北朝鮮に対して、どう対処すべきか、朝鮮総連事件とともにお伺いします。
また、荒木さんたち調査会が行っている1万キロ現地調査では、失踪者の調査に加えて工作員侵入ポイントを実際に訪れていますが、これによって日本の海岸線からの侵入がいかに容易であるかがわかったといいます。
現在行われている安保法制の議論では、推進する側も反対側もこの問題を避けていると荒木さんは指摘します。いまもほとんど改善されていない日本の無防備な海岸線の現状についても伺います。

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荒木 和博

荒木 和博
拓殖大学海外事情研究所教授

1956年東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。現代コリア研究所研究部長を経て、拓殖大学海外事情研究所専任講師、助教授、2004年より教授。北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)事務局長時代より一貫して拉致問題の最前線に立ち、被害者救出のために活動を行っている。現在、特定失踪者問題調査会代表。著書に『日本が拉致問題を解決できない本当の理由(わけ)』『なぜ北朝鮮は崩壊しなかったのか 日本の鏡としての北朝鮮』『山本美保さん失踪事件の謎を追う 拉致問題の闇』など多数。

※ プロフィールは放送日2015.06.05時点の情報です

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