過去の放送

Vol.60 一般公開

9条を変えなかった自民党の責任

2015.07.10 50分

7月10日金曜夜10時、第60回のゲストは、元防衛事務次官の守屋武昌さんです。
守屋さんは自衛隊の存在は軍隊そのものであり、憲法9条と整合性がなく、もっと早くに憲法を改正すべきだったといいます。
このことが、国の防衛についての大きな障害となっているというのです。
たとえば、自衛隊は軍隊ではないと言ってきたことで、装備、運用という言葉を使用し、「軍艦」を「護衛艦」と呼ぶごまかしを行ってきた。
自衛官には軍隊式の階級もつけられない。
「憲法違反」の存在だと左翼から言われ続けたため、自衛官の家族にもしわ寄せがきていたと守屋さんはいいます。
国がさぼって、小手先でつじつまを合わせてきたために、このような事態になってしまっているのであって、まずは憲法改正しなくてはならない——国会審議中の安保法制整備の問題、ドイツの憲法改正などについての事例とともにお伺いします。
また、沖縄「普天間」移設の交渉に当たった当事者である守屋さんに、現在の沖縄問題についてもお聞きします。

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守屋武昌

守屋武昌
元防衛事務次官

1944(昭和19)年、宮城県塩竈市生まれ。東北大学法学部卒。1971年、防衛庁入庁。装備局航空機課長(FSX担当)、長官官房広報課長(カンボジアPKOの広報担当)、防衛局防衛政策課長(阪神・淡路大震災対応)などを経て、1996年、内閣審議官として普天間問題に係わる。長官官房長、防衛局長を務めた後、2003年、防衛事務次官。2007年8月に防衛省を退職した。著書に『「普天間」交渉秘録』『日本防衛秘録』など。

※ プロフィールは放送日2015.07.10時点の情報です

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