9月25日金曜夜10時、第71回のゲストは、国土政策研究所所長の大石久和さんです。
関東・東北豪雨により鬼怒川が決壊するなど、災害が続いています。また、阿蘇山の噴火や頻発する地震など、改めて日本列島が置かれた厳しい自然条件を認識する事態が続いています。
国土に働きかける実践に長年従事してこられ、国土学の第一人者である大石さんは、日本列島の10の特徴を挙げながら警鐘を鳴らします。
その日本列島の厳しい自然条件は他国とどう異なるのでしょうか。
たとえば、フランスと日本の地形の違い、自然条件の違いはどのようなものか。日本の治水の歴史とはどのようなものだったのか。フランスの橋と日本の橋はどう違うのか。
事例を元に、お伺いします。
また、日本には繰り返し災害が起こってきた歴史があり、災害集中期というものが何度もありました。過去に何度も災害集中期があったということは、今後も必ず災害集中期を迎えるということを意味していると大石さんは言います。
その災害に備えるために、日本は何を行えばいいのか。
治水事業費の推移などを見ながら、現在の日本の対応状況、今後の対応策を伺います。

大石久和
国土技術研究センター国土政策研究所所長

1945年、兵庫県生まれ。1970年、京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、建設省入省、建設省道路局長、国土交通省技監等を歴任。2004年、財団法人国土技術研究センター理事長就任、2013年より同センター国土政策研究所所長。専攻・国土学。京都大学大学院経営管理研究部特命教授、公益社団法人日本道路協会会長等を兼務。著書に『国土が日本人の謎を解く』（産経新聞出版）など。

※ プロフィールは放送日2015.09.25時点の情報です