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Vol.76 一般公開

記憶遺産登録「南京大虐殺」はデタラメ

2015.10.30 47分

10月30日金曜夜10時、第76回のゲストは、近現代史研究家の阿羅健一さんです。
2015年10月9日、ユネスコは中国が申請していた「南京大虐殺文書」の世界記憶遺産に登録したと発表しました。これに対して菅義偉官房長官は、「文書が本物なのか専門家の検証を受けていない」と述べ、審議経過の不透明性や公正でない点に強い不快感を示しました。
また、ユネスコの分担金の比率が日本は事実上トップでありながら今回の登録が行われたことに、拠出金の停止・削減を求める声が高まっています。
菅官房長官はテレビ番組で、拠出金の停止などを検討しているとも明言しました。
中国外務省の報道官は、「公然と(ユネスコを)脅迫する言論は、日本が歴史問題で依然として間違った歴史観を堅持していることを暴露するに十分だ」と主張。「日本が拠出金を削減、停止したければしてもよい。しかし、歴史上の汚点をぬぐい去ることはできない」と述べ、「脅迫」の停止を要求したといいます(産経ニュース)。
中国が「歴史上の汚点」という「南京大虐殺」。
いったい中国共産党はいつからこの問題を持ち出し始めたのか。それはなぜなのか。
当時、南京にいた朝日や毎日の記者はどのように証言しているのか。
また、南京事件は、東京裁判でも裁かれました。阿羅さんは東京裁判の「検察側の証言はすべて崩壊した」といいます。
では、「20万人以上が殺害された」という東京裁判で持ち出された数字は、いったいどこから出てきたのか。
著書『「南京事件」日本人48人の証言』で、当時南京にいた多くの日本人に取材された阿羅さんに、「南京大虐殺」の真相を伺います。

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阿羅健一

阿羅健一
近現代史研究家

1944年、宮城県生まれ。東北大学文学部卒業後、66年、キングレコードに入社。84年からフリー。「百人斬り訴訟を支援する会」会長や「中国の抗日記念館の不当な写真の撤去を求める国民の会」会長を務める。また、「主権回復を目指す会」や「田母神論文と自衛官の名誉を考える会」の顧問も務める。著書に、『ジャカルタ夜明け前—インドネシア独立に賭けた人たち』(勁草書房)、『「南京事件」日本人48人の証言』(小学館文庫)、『【再検証】南京で本当は何が起こったのか』(徳間書店)、『日中戦争はドイツが仕組んだ—上海戦とドイツ軍事顧問団のナゾ』(小学館)など。

※ プロフィールは放送日2015.10.30時点の情報です

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