12月18日金曜夜10時、第83回のゲストは、ジャーナリストの桜林美佐さんです。
戦後70年の今年は、自衛隊をめぐる様々な議論が活発化しました。
そもそも、自衛隊はどのような経緯を辿って生まれたのでしょうか。
1950年、マッカーサー元帥は、在日米軍が朝鮮戦争に出動した空白を埋めるため、日本の再軍備を要請しました。
同年、警察予備隊が発足し、その後、警察予備隊は陸上自衛隊の前身である保安隊に改組されます。
また、海上自衛隊の前身である海上警備隊は、1952年に生まれました。
陸上自衛隊と海上自衛隊の発足には、２年の差がありますが、その２年がじつは、その後の組織に大きく作用したと桜林さんは言います。
誕生時の混乱、その後の歴史をお話頂きながら、自衛隊がなぜここまで他国の軍隊と異なるのか、伺います。

桜林美佐
ジャーナリスト

1970年東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作した後、ジャーナリストに。国防問題を中心に取材・執筆。 著書に『自衛隊の経済学』（イースト新書）、『海をひらく 知られざる掃海部隊』『誰も語らなかった防衛産業』『自衛隊と防衛産業』（並木書房）、『ありがとう、金剛丸 星になった小さな自衛隊員』（ワニブックス）、『日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災』（産経新聞出版）など。

※ プロフィールは放送日2015.12.18時点の情報です