１月15日金曜夜10時、第87回のゲストは、前駐韓大使の武藤正敏さんです。
昨年末、12月28日、岸田外相が訪韓して行われた外相会談で、日韓は「慰安婦問題」の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認し、合意しました。
なぜ、年末ぎりぎりのタイミングで合意したのか。
また、それは何を意味するか。
韓国では、挺対協が合意に激しく反発しています。
武藤さんは、挺対協は自らの存在意義のために、100％満足する解決策でなければ受け入れない体質だが、今回の合意はそれを打ち砕いたと指摘されます。
では、今後、合意は確実に実施されるのか。
日本大使館前の少女像は撤去されるのか。
賛否両論ある「日韓合意」を、前駐韓大使に分析して頂きます。

武藤正敏
前駐韓国大使

1948年生。東京都出身。横浜国立大学卒業後、外務省入省。韓国語研修の後、在大韓民国日本国大使館勤務。参事官、公使を歴任。前後してアジア局北東アジア課長、在オーストラリア日本大使館公使、在ホノルル総領事、在クウェート特命全権大使などを務めた後、2010年、在大韓民国特命全権大使に就任。2012年退任。

※ プロフィールは放送日2016.01.15時点の情報です