過去の放送

Vol.92 一般公開

激論! 週刊誌報道

2016.02.19 46分

2月19日金曜夜10時、第92回のゲストは、ノンフィクション作家の門田隆将さんです。
タレントのベッキーさんのスキャンダル、甘利明大臣の「口利き、金銭授受」疑惑、そして、国会議員の育休取得制度化を訴えた宮崎謙介議員がなんと妻が出産間近にもかかわらず、そのすきに不倫をしていた問題……すべて『週刊文春』のスクープです。
そして、ベッキーさんは出演番組をすべて降板して休業状態に、甘利大臣はTPP署名式を間近に控えていたにもかかわらず大臣を辞任、宮崎議員も議員辞職。
国会やテレビ、新聞、雑誌も『週刊文春』の〝後追い〟をし、振り回されている状態です。
覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博さんの薬物疑惑も、14年3月にすでに『週刊文春』が報じ、さらには「SMAP」解散騒動も、『週刊文春』によるメリー喜多川さんへの単独突撃インタビューが関連していると言われます。
元気がないと言われる出版界の中で、『週刊文春』だけがスクープを連発するのはなぜでしょうか。また、「ライン」流出、「告発者の人物像」など、スクープのための〝手法〟に問題はないのでしょうか。
門田さんは、元『週刊新潮』副部長で、『週刊新潮』編集部時代は数々のスクープを飛ばし、独立されてからも、生前の吉田昌郎所長に唯一、単独、長時間インタビューして『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』を発表。朝日新聞の「吉田調書」報道について異議を唱え、朝日を謝罪に追い込むなど〝スクープ〟を連発されています。花田編集長は、ご存じの通り、『週刊文春』編集長として、6年間の在任中、数々のスクープをものにし、部数を51万部から76万部に伸ばして『週刊文春』を総合週刊誌のトップに押し上げました。
『週刊文春』『週刊新潮』の内情、手法を知るお二人が、最近の週刊誌報道について、激論を戦わせます。

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門田隆将

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に唯一、単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊に『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)。

※ プロフィールは放送日2016.02.19時点の情報です

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