過去の放送

Vol.217 一般公開

米中激突が始まった

2018.07.13 44分

7月13日金曜夜10時、第217回のゲストは、評論家の宮崎正弘さんです。
アメリカのトランプ大統領は7月6日、中国からの輸入品340億ドル(約3兆7600億円)への追加関税を発動しました。トランプ大統領は、最終的に5500億ドル相当の中国製品が対象になり得ると示唆しています。対して中国も報復措置として追加関税に踏み切りました。
宮崎さんは、〈2018年7月6日を後世の歴史家は「米中百年戦争が開始された」と書くだろう〉と指摘。
〈中国からの輸入品に25%の高関税を課して、過去の損失分を取り返すという報復的な手法は、単純なバランス上の問題ではない。
 米国からみれば、世界のヘゲモニーを中国には渡さない、という戦略的決意の表明〉
としています。
「米中百年戦争」で、今後どのようなことが起こってくるのでしょうか。
また、日本は米中戦争のなかで、今後、どのような戦略をとるべきなのか、伺います。

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宮崎正弘

宮崎正弘
ジャーナリスト・評論家

昭和21(1946)年、石川県金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。昭和57(1982)年、『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。国際政治、経済などをテーマに独自の取材で情報を解析する評論を展開。中国ウォッチャーとしても知られ、全33省を踏破、近年はアジア諸国の取材に集中している。 主な著書に、『吉田松陰が復活する!』(並木書房)、『台湾烈烈』(ビジネス社)、『「中国の時代」は終わった』(海竜社)、近著に『日本再生、米国・ロシア復活、中国・EU沈没 トランプノミクス』『トランプ熱狂、アメリカの「反知性主義」』(海竜社)、『中国経済はどこまで死んだか 中国バブル崩壊後の真実』(共著、産経新聞出版)など。

※ プロフィールは放送日2018.07.13時点の情報です

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