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Vol.230 会員限定

緊急SP「新潮45」休刊と言論の自由

言論に対して言論で返す、それが多様な言論

2018.10.12 106分

≪櫻井よしこの対談後記≫

 杉田水脈さんのLGBTに関する原稿から始まり、小川榮太郞さんのコメントでさらに炎上した、雑誌「新潮45」問題を取り上げました。新潮社は「新潮45」を休刊にしましたが、その措置は正しかったのか。日本の言論の自由や表現の自由はどうなるのかを論じました。

 ゲストは新潮社OBでノンフィクション作家の門田隆将さん、産経新聞「正論」調査室長の有元隆志さん、月刊「Hanada」編集長の花田紀凱さんです。

 言論は闘いである、表現もまた、闘いである、というスタンスで長年闘う言論機関として重きをなしてきた新潮社はなぜ、いま、崩れ落ちたのか。新潮社のこの決定をどのように見たらよいのか。

 休刊によって、新たなタブーが生まれ、LGBTについてこれから論じることは非常に難しくなり、LGBTについて真の理解も生まれてはこないだろう。LGBTの人達にとっても不幸、私たちにとっても不幸な状況が出来てしまった。新潮社は休刊を回避することは出来なかったのか。自由の国日本で1つの言葉や1つの表現を元に1つの言論機関が存在を消し去ってしまう事態がおきてしまった。この不健康な事象について、4人の視点からの議論です。皆さんもご一緒に考えて下されば嬉しく思います。



≪対談で語られた論点≫

 1.杉田論文はベテラン編集者による聞き書き

 2.日本は欧米よりLGBTに寛容な社会だ

 3.何でもかんでもアベノセイダースの滑稽さ

 4.社内で始まった女性編集者らの署名活動

 5.酒鬼薔薇事件で揺れる社内を常務が一喝

 6.「新潮45」は内容も編集もレベルが高い

 7.花田氏が語る「マルコポーロ」廃刊の実相

 8.異なる意見をつぶす数のヘイト攻撃は卑怯

 9.言論に対してはどんなものでも言論で返す

10.朝日は福島原発社員を取材せず記事にした

11.言論機関として正しい立ち居振る舞いとは

12.組織としてのメディアが総崩れを始めた

門田隆将

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『奇跡の歌 ~戦争と望郷とペギー葉山~』(小学館)。

※ プロフィールは放送日2018.10.12時点の情報です

有元隆志

有元隆志
産経新聞正論調査室長兼月刊「正論」発行人

ワシントン特派員、政治部長を経て現職。

※ プロフィールは放送日2018.10.12時点の情報です

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