11月23日金曜夜10時、第236回のゲストは、公益財団法人国際人材育成機構会長の栁澤共榮さんです。
外国人労働者受け入れ拡大について、様々な問題が指摘されています。
栁澤さんが会長を務める国際人材育成機構は、日本最大の外国人技能実習生受け入れ団体ですが、栁澤さんも政府の方針に対して次のように述べておられます。
〈今回政府が導入しようとしている在留資格制度は、実体としては移民政策の導入です。国民による十分な議論がなされておらず、外国人労働者の受入体制も不十分で、社会の分断・混乱・治安悪化につながる可能性があると考えられます〉
政府の在留資格制度新設は何が問題なのでしょうか。詳しく伺います。
また、国際人材育成機構は、1993年5月の受入開始以来、累計52000名を超える政府選抜の技能実習生を受け入れ、実習生は帰国後、7000名以上が母国で起業したということです。
技能実習生についても様々な情報がありますが、その実状はどのようなものなのか、問題点は何かをお伺いします。

栁澤共榮
公益財団法人国際人材育成機構会長

昭和18年7月30日生まれ。44年3月、法政大学大学院社会科学研究科私法学専攻修士課程卒業。44年4月労働省入省後、石川労働基準局監督課長、岐阜労働基準局監督課長、労働省労働基準局中央労災補償監察官、同局庶務課長補佐を経て、平成2年7月労働事務次官付、同年7月福島労働基準局長。5年4月勇退後、財団法人中小企業国際人材育成事業団常務理事に就任。その後、同財団専務理事、理事長、相談役を歴任。23年4月から公益財団法人国際人材育成機構会長。

※ プロフィールは放送日2018.11.23時点の情報です