過去の放送

Vol.282 一般公開

金正恩と文在寅

2019.10.11 46分

10月11日金曜夜10時、第282回のゲストは、東京通信大学教授の重村智計さんです。
北朝鮮の朝鮮中央通信は10月3日、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」の試射に「成功」したと報じました。北朝鮮によるSLBMの試射は2016年8月以来で、北極星3の試射が報じられたのは初めてだということです。
重村さんは、金正恩朝鮮労働党委員長にとっての最大の圧力団体は軍だと指摘。北朝鮮専門家が政治の実状を知らず、独裁とは何かがわかっていないため、日本の報道は、ずれているということですが、まず、このSLBMの発射と金正恩委員長の「悩み」について、お伺いします。
一方で、韓国ではチョグク法相の家族についての不正疑惑が高まるなか、大規模な反文在寅政権のデモが行われました。
重村さんは、これも単に検察が正義の味方のように報じるメディアの見方は間違っていると指摘。文在寅大統領と検察の攻防戦の裏側をお伺いします。
そして、金正恩委員長は文在寅大統領をどう見ているのか、この二人の関係性について詳しくお伺いしていきます。

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重村智計

重村智計
東京通信大学教授

1945年中国遼寧省生まれ。鹿児島県沖永良部島出身。69年早稲田大学法学部卒業後、毎日新聞社に入社。79年ソウル特派員、89年ワシントン特派員、94年毎日新聞論説委員などを歴任。この間、韓国・高麗大学と、米国・スタンフォード大学に留学。退社後は拓殖大学国際開発学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を歴任。現在、早稲田大学名誉教授、韓国延世大学客員教授。最新刊に『日韓友好の罪人たち』(風土デザイン研究所)、ほかに『金正日の後継者』『北朝鮮はなぜ潰れないのか』(以上、KKベストセラーズ)、『金正日の正体』『朝鮮半島「核」外交』『外交敗北─日朝首脳会談と日米同盟の真実』(以上、講談社)など多数。

※ プロフィールは放送日2019.10.11時点の情報です

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