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Vol.396 会員限定

金美齢が語る台湾有事

2021.12.17 47分

令和3年12月17日金曜夜10時、第396回のゲストは評論家の金美齢さんです。
中国が台湾への軍事的な圧力を強めています。
安倍晋三元首相は12月1日、台湾の研究機関が主催するイベントでオンライン講演し、「台湾への武力侵攻は地理的、空間的に必ず、日本の国土に重大な危険を引き起こさずにはいない」「台湾有事は日本有事だ。すなわち日米同盟の有事でもある。この認識を習近平国家主席は断じて見誤るべきではない」と指摘しました。
これに対して中国外務省の報道官は、「中国人民の譲れない一線に挑む者は誰であれ、必ず頭をぶつけ血を流すだろう」などと罵りました。また香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は9日、中国の華春瑩外務次官補が垂秀夫駐中国日本大使と1日に緊急会談した際、台湾をめぐりさらなる行動を取れば中国は両国関係を「再考」すると脅したと報じるなどしています。
アメリカのラトナー国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は12月8日、上院外交委員会の公聴会で、台湾への軍事的圧力を強める中国に対抗するため、台湾の自衛力を強化することが「喫緊の課題だ」、台湾有事は「差し迫ったシナリオ」だとして、米国が台湾を支援する姿勢を強調しています。
そんな中で、バイデン米大統領が主催するオンライン方式の「民主主義サミット」で10日、台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(IT担当)が登壇。中国を念頭に「台湾は常に世界で権威主義と対抗する最前線に立ってきた」とし、世界の民主主義や人権の促進で主導的な役割を果たしてきたと表明しました。
一方、中米ニカラグアのモンカダ外相は9日、台湾と断交したと発表しました。
これで台湾が外交関係を持つ国は14カ国となりました。
台湾をめぐる情勢、台湾有事について、台湾出身の金美齢さんに伺います。

金美齢

金美齢
評論家

1934年台湾・台北生まれ。日本敗戦後国民党による台湾人弾圧を経験し、1959年に留学生として来日、台湾民主化運動に参加する。このため反政府ブラックリストにのり、台湾に帰国できなかったが、台湾の民主化が進み、1992年に30余年ぶりに帰国した。その間、日本では1971年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、大学院生の時から聖心女子学院、東京女子大学などの講師を歴任。早稲田大学では1996年まで20年以上にわたり英語教育に携わった。75年ケンブリッジ大学客員研究員。88年にJET日本語学校設立。2000年には台湾総統府国策顧問に就任。2009年日本国籍取得。現在は評論家として活動を続けている。著書に『愛国心 日本、台湾—我がふたつの祖国への直言』(ワニブックスPLUS新書)、『凛とした日本人』(PHP研究所)、『戦後日本人の忘れもの』(WAC BUNKO)、『夫婦純愛』(小学館)他多数。

※ プロフィールは放送日2021.12.17時点の情報です

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