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Vol.407 会員限定

緊急特番 プーチンを止めろ!

欧州最大級ザポリージャ原発を露軍が制圧

2022.03.04 119分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の二時間特別番組はウクライナ問題を通して、国民を守る、国を守るとはどういうことかを考えてみました。
 狂気のプーチン大統領は原子力発電まで制圧しました。そして二回目の停戦協議では「人間の回廊」、避難のための道を作ることについて合意をしたそうです。恐ろしい話です。後に残った人は軍人であろうが民間人であろうが全員戦う人間と見做されて、空爆で殺害されかねません。
 ゲストはウクライナ人のグレンコ・アンドリーさん、参議院議員の佐藤正久さん、衆議院議員の薗浦健太郎さん、そして東工大特任教授の奈良林直さんでした。花田紀凱さんと私も伴走しました。
 このままいけばウクライナはプーチンに制圧され、最悪の場合、国でなくなります。そのウクライナの国民であるアンドリーさんを前に、現実の話をするのはとても辛いものがありました。日本人はここから多くのことを学ばなければ同じ運命に陥り、中国に絡め取られてしまいかねません。
 核の共有など、きわどい話も敢えてしました。現実をきちんと見て事実に基づいて考えることが何よりも必要だと考えたからです。ちなみに国家基本問題研究所は3月4日付の産経、日経、読売の三紙に「岸田政権は国防政策を大転換せよ」という意見広告をのせました。日本の未来への提言です。

≪対談で語られた論点≫
 1.ロシア国内では原発砲撃はウクライナの仕業
 2.原発制圧の狙いは火力=電源の掌握
 3.露軍はドニエプル川汚染になる原子炉攻撃はしない
 4.ベーカー元国務長官「NATOは1インチも拡大しない」
 5.プーチン「NATOは拡大を続け約束違反だ」
 6.プーチンの性格が変わった
 7.ロシア兵は「ウクライナの進撃に反撃」と思っていた
 8.ロシアのウクライナ侵攻で得したのは「バイデン」?
 9.米国民の3大関心にウクライナ侵攻は入らず
10.NATOに新加盟した国は自国の意思で入った
11.プーチンが小型戦術核を使うか
12.露とNATOの対立で「力の空白」ならば「習近平」喜ぶ
13.米国は中国に情報を与えプーチン侵攻を回避しようとした
14.プーチンは五輪会談で習近平に地上戦決行を伝えなかった
15.男性は出国禁止だが戦うことを強制されていない
16.独が覚悟示せばウクライナ復興支援が早く進む
17.「人間回廊」ができ、残れば「戦闘員」で殺害対象
18.自前の抑止力を持たなければウクライナと同じ運命
19.独裁国との外交交渉は1ミリたりとも譲れない
20.核を「考えず」、「議論もせず」で“非核五原則”
21.「核共有」の議論を開始すべきだ
22.国防は最大の福祉だ

佐藤正久

佐藤正久
参議院議員

1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。

※ プロフィールは放送日2022.03.04時点の情報です

薗浦健太郎

薗浦健太郎
衆議院議員

1972年生まれ。香川県高松市出身。1996年東京大学法学部卒業。読売新聞社に入社し、千葉支局を経て、政治部で総理番や厚労省担当をつとめる。2005年衆議院議員に千葉5区より立候補して初当選し、現在、自民党副幹事長、選対副委員長。

※ プロフィールは放送日2022.03.04時点の情報です

奈良林直

奈良林直
東京工業大学特任教授・北海道大学名誉教授

1952年東京都生まれ。1978年東京工業大学大学院理工学研究科原子核工学専攻修士課程修了、(株)東芝入社後、原子力事業本部原子力技術研究所に配属され、原子炉の安全性について研究を行う。2005年に北海道大学大学院工学研究科助教授、2007年から同大学の教授を経て、2018年から東京工業大学特任教授。内閣府原子力安全委員会専門委員、原子力安全保安院安全性総合評価意見聴取会委員など歴任。第4世代など新世代原子力発電所の安全技術に関する第1人者。

※ プロフィールは放送日2022.03.04時点の情報です

グレンコ・アンドリー

グレンコ・アンドリー
国際政治学者

1987年、ウクライナ・キエフ生まれ。2010~11年まで早稲田大学に語学留学。12年キエフ国立大学日本語専攻卒業。13年京都大学へ留学。19年3月京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程指導認定退学。アパ日本再興財団主催第9回「真の近現代史観」懸賞論文学生部門優秀賞(16年)。ウクライナ情勢、世界情勢について講演・執筆活動を行っている。著書に『プーチン幻想』(PHP新書)、『ウクライナ人だから気づいた日本の危機』(育鵬社)

※ プロフィールは放送日2022.03.04時点の情報です

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