過去の放送

Vol.419 一般公開

プーチンはやっぱり勝てない

2022.05.27 45分

令和4年5月27日金曜夜10時、第419回のゲストは軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんです。
ロシアによるウクライナ侵略から三カ月になります。
4月末、英国防相は、現在のロシア軍の死者は約1万5000人にのぼると分析しました(CNN、4月26日 )。また、5月15日には英国防省は、ロシア軍が2月の侵攻開始後に投入した地上戦力の3分の1を失った可能性が大きいとの分析を明らかにし、東部ドンバス地方でのロシア軍の攻勢は「勢いを失い、予定よりも大幅に遅れている」と指摘しています(時事通信、5月16日)
現在、ロシア軍はどのような状況にあるのでしょうか。
ロシアのプーチン大統領は5月9日に行われた対ドイツ戦勝記念日で、ウクライナ侵略を「唯一の正しい決定だった」と正当化し、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナに兵器を提供して、ロシアの安全保障に脅威を与えたと批判。しかし、「戦争」とは言及しませんでした。
黒井さんは、この戦争は長期化すると予測。「ロシア側が不利になった場合の動きは、現時点では予測できない」、ウクライナについては「西側の支援を受けているので、戦争が始まる前の状態に戻らない限りやめないでしょう」と述べています(『スポーツ報知』5月10日)。
ウクライナ侵略の内幕、現在の戦況、プーチンの戦争犯罪、日本に蔓延るロシアのプロパガンダなどについてお伺いします。

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黒井文太郎

黒井文太郎
軍事ジャーナリスト

1963年、福島県いわき市生まれ。横浜市立大学卒業後、講談社入社。週刊誌編集者を経て退職。フォトジャーナリスト(紛争地域専門)、『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て軍事ジャーナリスト。ニューヨーク、モスクワ、カイロを拠点に海外取材多数。得意分野はインテリジェンス、テロ、国際紛争、日本の安全保障、北朝鮮情勢、中東情勢、サイバー戦、旧軍特務機関など。最新刊『プーチンの正体』(宝島新書)など著書多数。

※ プロフィールは放送日2022.05.27時点の情報です

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