令和４年６月24日金曜夜10時、第423回のゲストはジャーナリストの山口昌子さんです。
６月16日、マクロン仏大統領、ショルツ独首相、ドラギ伊首相の３首脳は、ウクライナの首都キーウを訪問しました。ロシアによるウクライナ侵略が始まってから、初めての訪問です。
ＥＵ（欧州連合）加盟国のフランス、ドイツ、イタリアの首脳は、ウクライナのＥＵ加盟申請について支持する意向を表明。フランスはＥＵ、ドイツはＧ７（先進７カ国）でそれぞれ議長国を務めています。
欧州委員会は17日、ウクライナにＥＵ加盟候補国の地位を付与することを勧告しました。ＥＵはこれを踏まえ、23日、24日に開かれる首脳会議でウクライナの加盟申請について協議するということです。
一方で、フランスのマクロン大統領は「ロシアに屈辱を与えてはならない」と６月上旬に発言し、ウクライナや東欧、米英などから顰蹙を買っています。
また、ＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）については、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、スウェーデンとフィンランドが軍事的中立の立場を転換し、ＮＡＴＯ加盟を申請しています。
ロシアのウクライナ侵略で大きく動く欧州と、フランスについて伺います。
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山口昌子
ジャーナリスト
慶應義塾大学文学部仏文科卒業後、産経新聞入社。フランス政府給費留学生としてパリ国立ジャーナリスト養成所（CFJ）で学ぶ。産経新聞教養部、夕刊フジ、外信部次長、特集部編集委員を経て、1990～2011年パリ支局長を務める。94年ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。2013年レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章。『大国フランスの不思議』『シャネルの真実』『フランス人の不思議な頭の中』『フランス流テロとの戦い方 全仏370万人「私はシャルリ」デモの理由』など著書多数。
※ プロフィールは放送日2022.06.24時点の情報です
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