令和４年10月14日金曜夜10時、第439回のゲストは元プレジデント編集長の小倉健一さんです。
小倉さんは今年８月に『週刊誌がなくなる日』（ワニブックスPLUS新書）を上梓しました。元プレジデント編集長の小倉さんは本書で、「紙メディア消滅まであと５年」としています。
「出版物販売額の予測」（PDF版・日販、2021年）によれば、「雑誌（紙）」の販売額は、2006年比で58.6％減。2015年に5960億円あった販売額は毎年500億円程度の売り上げ減を続けており、2020年は3582億円。このままのペースで500億円ずつ売上が減っていくと「2027年には雑誌の売り上げがゼロ」になる計算だと小倉さんは指摘しています。
花田紀凱編集長は「紙はなくならない！」と主張していますが、週刊誌は各社オンライン化、デジタル化を進め、紙と同様、それ以上の内容がオンラインで読める状況になりつつあります。
メディアは今後、どんな方向に向かうのでしょうか。
オンラインメディアで圧倒的な影響力を持つヤフーニュースの問題を指摘しながら、紙とデジタルのビジネスモデルの違いや、それぞれの長所と短所などを伺います。

小倉健一
元プレジデント編集長

1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任（2020年1月）。2021年7月に独立、ITOMOS研究所を設立。著書に『週刊誌がなくなる日 - 「紙」が消える時代のダマされない情報術』（ワニブックスPLUS新書）

※ プロフィールは放送日2022.10.14時点の情報です