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Vol.454 会員限定

「Colabo問題」は何が問題か

2023.01.27 44分

令和5年1月27日金曜夜10時、第454回のゲストは「SAKISIRU」編集長の新田哲史さんです。
昨年からネットで注目されていた「Colabo問題」。元ゲーム開発者で、ツイッターアカウント名「暇空茜」さんが、一般社団法人「Colabo」(代表理事:仁藤夢乃)が不正会計などをしていたとして東京都に住民監査請求を行いました。
昨年12月28日にその住民監査請求の結果が出され、監査委員は「本件精算には不当な点が認められ、本件請求には理由がある」と暇空さんの不正会計の指摘が正しかったことを認めましたが、既存メディアでは「Colabo問題」は報道されませんでした。
今年1月4日、住民監査請求の結果が東京都から公式発表され、都庁記者クラブに加盟する大手新聞社は4日午後以降、報道を始めます。
〈Googleニュースによると、三が日の時点で住民監査請求の結果を取り上げた記事を載せたメディアは、SAKISIRU、文春オンライン、JBpress、アゴラのみだった。
請求に「理由あり」と認められたのは、東京都では舛添要一前知事の公用車問題以来、6年ぶりの「珍事」。都の監査事務局による正式公表が年明けの開庁日の1月4日まで持ち越されたが、請求した男性が自身のSNSなどで内容を開示し、概要が知れ渡ったため、ネット民の間では「なぜ大手メディアは報じないのか」と不信感を募らせる事態となった〉(「SAKISIRU」2023年01月06日)
その後、「Colabo問題」は政府の有識者会議の人選をはじめとして、ネット先行で様々な指摘がなされ、大きな問題に発展しています。
この「Colabo問題」とは何が問題なのか。新田さんにお伺いします。

新田哲史

新田哲史
『SAKISIRU』編集長

株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長。1975年、神奈川県生まれ。2000年、早稲田大学卒業後、読売新聞社(現読売新聞東京本社)に記者職で入社し、地方支局、社会部、運動部で勤務。2011年PR会社に転身し、13年独立(16年法人化)。15年言論サイト「アゴラ」編集長就任。野党党首の二重国籍問題のスクープや米大統領選(16年)でのトランプ氏当選予測的中、富山県知事選で現職陣営の落選につながった疑惑報道などを発信。20年アゴラ編集長を退任。21年春、新メディア「SAKISIRU」を創刊予定。著書に『蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた?』(ワニブックスPLUS新書)など。『月刊Hanada』で「ファクトチェック最前線」連載中。

※ プロフィールは放送日2023.01.27時点の情報です

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