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Vol.549 会員限定

なぜ今「ローンオフェンダー」が暴発するか

単独テロを“同情報道”したメディアの責任

2023.04.28 61分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は門田隆将さんと阿比留瑠比さんをお招きしました。安倍総理の暗殺に続いて岸田総理も襲撃されました。一歩間違えていれば大怪我を負ったり、命を失うような事態にもなりかねませんでした。
 安全なはずの日本で、なぜこんな単独犯行が起きるのでしょうか。そこにはテロを持ち上げたメディアの責任をが影を落としています。メディアに登場する多くの文化人や、タレントの責任もあります。テレビの論調に付和雷同する国民の責任もあります。
 日本がまともな国になるにはどうしたらよいのか。皆様も共有してくださればと思います。

≪対談で語られた論点≫
 1.表情なし、感情なしテロリスト達の正体
 2.メディアは山上容疑者の統一教会供述を垂れ流した
 3.30年前の統一教会を「現在」のように印象操作報道
 4.朝日「目的は手段を浄化する」はトロッキーの受け売り?
 5.山上徹也の模倣犯「木村隆二」の正体
 6.メディアの同情報道が「模倣犯」を生む
 7.テロリストを讃えた左翼アベガーの不埒
   石坂啓氏、島田雅彦氏、玉川徹氏、金平茂紀氏、宮台真司氏など
 8.大学人のテロ礼賛発言に大学は処分を下せ!
 9.海外メディアはテロ実行犯の情報を自制する
10.朝日は「赤報隊襲撃」にも同情するか?
11. 不満→爆弾→首相殺害の短絡的三段跳び
12.言論人は真のリベラル河合栄治郎氏を見習え!

門田 隆将

門田 隆将
作家・ジャーナリスト

1958 年高知県生まれ。 中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。 週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008 年4月独立。 「毅然と生きた日本人」をテーマに幅広い分野で作品を執筆。 『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』で、山本七平賞受賞。主な著書に『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』、『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』、『汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で英雄となったある日本人の物語』、『奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山』(小学館)、『オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』、『日中友好侵略史』など多数。

阿比留瑠比

阿比留瑠比
産経新聞論説委員兼政治部編集委員

1966年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁、自民党、外務省などを担当し、首相官邸キャップ、外務省兼遊軍担当などを歴任。2013年、政治部編集委員。15年、論説委員兼政治部編集委員。 著書に『だから安倍晋三政権は強い』『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』『破壊外交 民主党政権の3年間で日本は何を失ったか』『決定版 民主党と日教組』(いずれも産経新聞出版)、『総理の誕生』(文藝春秋)、『政権交代の悪夢』(新潮新書)など。

※ プロフィールは放送日2023.04.28時点の情報です

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