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Vol.26 一般公開

「習近平は政権の拠って立つ足場を“権力”から“人々”に変えている」
習政権が取った意外な方向転換の背景とは?

2013.04.19 47分

 4月19日(金)「櫻LIVE 君の一歩が朝(あした)を変える!」は、2日前に中国取材から帰国したばかりのジャーナリスト富坂聰氏をゲスト迎え、中国最新情報をお聞きしました。冒頭、櫻井キャスターはパンデミック(感染大爆発)が秒読み段階にある鳥インフルエンザ感染の実態を訊ねました。富坂氏は中国政府の発表が故意に感染者数を抑えている訳ではないと思うが、チェックできる医療水準が全国的に行きわたっていないため感染が分らないまま死んでいくケースが多いのではないかと実情を語りました。

 弾道ミサイル発射など北朝鮮の挑発的言動に各国が警戒を強める最中、4月13日に中国を訪問したケリー米国務長官が、北朝鮮への圧力を求めたのに対し中国はどのように対応したのかとの櫻井キャスターの質問に、「中国は北朝鮮に打つ手がなく、ほとんど何もできないと見てよい」と富坂氏はいくつかの理由を示しながら断じました。

 富坂氏の中国取材の中で、最も意外だったのは櫻井キャスターが「習近平政権はコントロールできないところまで強硬になっていないか」という質問に対する答えでした。富坂氏は「(強い言葉は)何かに脅えて言っているのではないか。習近平は政権の拠って立つ足場を“権力”から“人々”に変えている」と主張するのです。戦争に勝てる軍隊を目指すとの異例の演説を行い、国防白書で日本を名指しで批判するなど強硬膨張路線に進むとみられていた習近平政権を、富坂氏はなぜ大衆の味方というポジションを取っていると分析したのでしょうか。富坂氏と櫻井キャスターの議論は、意外な事実が明かされ思わぬ方向へと発展していきます。

≪動画インデックス≫
1. 中国政府の発表する鳥インフルエンザ感染者数、死者数は正しいのか
2. 中国は挑発的言動を繰り返す北朝鮮に圧力をかけたのか
3. 中国の恐れる核武装をした統一朝鮮とは
4. 習近平政権は何処に向かい、何を目指すか
5. 習近平政権は拠って立つ足場を“権力”から“人々”に変えている
6.習近平政権は足場を軍に置いても政権を守ることはできない
7.海警局(注)に組織を一本化したことで尖閣戦略に中央政府の方針が反映している
8.日中関係を重視するサインを送り始めた理由とは

(注)「海警局」は、3月の全人代で発表された海上警備機関。公安部の『海警』、国家海洋局の『海監(かいかん)』、農業部の『漁政(ぎょせい)』、密輸取締りを担う『海関(かいかん)』の4組織を一本化した。統括する船舶は3000隻以上。

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富坂 聰
ジャーナリスト

1964年愛知県生まれ。北京大学中文系中退。「週刊ポスト」「週刊文春」記者を経てフリーライター。1994年『龍の伝人たち』で21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞を受賞した。現在、様々な雑誌メディアへの執筆、テレビコメンテーターなどで活躍中。著書に『中国の地下経済』『中国マネーの正体』『習近平と中国の終焉』『間違いだらけの対中国戦略』など多数。

※ プロフィールは放送日2013.04.19時点の情報です

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