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Vol.237 一般公開

櫻井、金美齢氏が長島昭久議員に喝!

民共共闘の正体、長期戦略のない蓮舫執行部

2017.05.05 61分

 旧民主党政権で防衛副大臣をつとめ、民進党きっての外交・安全保障通の長島昭久衆議院議員(55)が、4月10日、離党届を提出しました。理由は「議論をせずに何でもかんでも反対」し、「共産党と共闘」する民進党執行部方針が許せなかったからです。民進党は長島氏を除籍処分にしましたが、長島氏と政治行動を共にする民進党都議と市議6人も離党届を提出しました。
 長島氏の再出発を祝いつつ、これからどんな政治を目指したいのか、スタジオでお聞きするのは政界のご意見番金美齢氏と櫻井よしこキャスターです。対談の冒頭で櫻井キャスターは、野田佳彦幹事長のかじ取りについて「時には自民党と妥協することも必要だし、激しくぶつかることも必要だが、国益に沿った方向ではなく党の目先の利益しか見えてこない」と批判しました。長島氏は「野田さんに限らず、民進党に残っていた時の私も含め二大政党制への幻想がある。民主党が政権を取るまでは、自民党に時々賛成したり、または反対しながら切磋琢磨してきた。ところが今は安倍さんがこう言ったらこっちはその逆。とにかく左に全員集合。共産党と組めば議論がますます二極分化する」と語りました。
 番組の最後で、今後長島氏が目指す政治の在り方について金美齢氏が「小池都知事に擦り寄るような気配を感じる」と指摘すると、長島氏は「小池さんに乗り換える意識は全くない」ときっぱりと否定しました。金美齢氏は「小池さんはアイディアもあればパワーも行動力もある。問題は徳がない」とニコッと笑い鋭く指摘しました。
 たった一人で政界に挑む長島昭久議員を春の日差しのように暖かく見守りながら、時に厳しい意見をする二人の大御所とのユーモアに溢れる素晴らしい対談です。

≪対談で語られた論点≫
 1.なぜ、長島昭久は民進党を見限ったのか
 2.蓮舫執行体制には長期戦略が描けない
 3.安保法制の時になぜ私は離党できなかったのか
 4.民主党の要求を反映したテロ等準備罪になぜ反対なのか
 5.二重国籍は蓮舫代表自身が説明すべきだ
 6.民進×共産共闘の正体
 7.安倍憲法改正発言をどう評価するか
 8.小池さんはアイディアもあれば行動力もある、問題は徳がない。

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長島昭久

長島昭久
衆議院議員

1962年神奈川県生まれ。衆議院議員(5期目)。慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了、米国ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修士課程修了。野田内閣で内閣総理大臣補佐官(外交及び安全保障担当)、防衛副大臣、民主党副幹事長・東京都連幹事長を歴任。著書に『日米同盟の新しい設計図ー変貌するアジアの米軍を見据えてー』、『国防の論点 -日本人が知らない本当の国家危機-』(石破茂らと共著)、『「活米」という流儀 -外交・安全保障のリアリズム』など。

金美齢

金美齢
評論家

1934年台湾・台北生まれ。日本敗戦後国民党による台湾人弾圧を経験し、1959年に留学生として来日、台湾民主化運動に参加する。このため反政府ブラックリストにのり、台湾に帰国できなかったが、台湾の民主化が進み、1992年に30余年ぶりに帰国した。その間、日本では1971年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、大学院生の時から聖心女子学院、東京女子大学などの講師を歴任した。早稲田大学では1996年まで20年以上にわたり英語教育に携わった。ケンブリッジ大学客員研究員、台湾総統府国策顧問などを経て、現在、学校法人JET日本語学校理事長。評論家としても、教育問題など幅広い分野で様々な提言を行っている。著書に『私は、なぜ日本国民になったのか』『凛とした日本人』『美しく齢を重ねる』など多数。

※ プロフィールは放送日2017.05.05時点の情報です

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