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Vol.243 一般公開

小池百合子都知事への建設的徹底批判

果てしなく利己的な言動を世論は見抜けるか

2017.06.16 64分

 東京都議選(6月23日告示、7月2日投開票)まで後2週間に迫りました。小池都知事は依然として豊洲か、築地かの移転判断を先延ばししています。しかし、市場移転を巡る方向性だけは都議選告示までに示す意向だと言われます。築地市場の豊洲移転延期による損失は、すでに200億円以上に膨らんでいます。移転判断の遅れで国際公約でもある環状二号線道路建設はストップしたままで、東京オリンピックまでの開通はもはや絶望的ともいわれます。知事としてほぼ独断で豊洲市場への移転をやめてはみたものの、決断できないために結果として財政負担が膨れ上がっています。
 櫻井キャスターは「移転は方針を出さず、方向性を示すところに止まっている。この曖昧な路線をどう思うか」と尋ねると、ジャーナリストの有本香氏は「共産党が国政でも東京都でもメインの政党に憑依する。小池さんはまるでフェミニズムの1番手みたいな感じで、メディアから愛された。豊洲に行きます、築地は壊しますと言えば、左の勢力からバッシングを受けることになり、曖昧にして置かざるをえない」と答えました。
 対談の後半で櫻井キャスターは「都民ファーストの会の公約は、移転についてはっきり書いていない。小池都知事が決めたことに従うというだけで、自分たちで決めることができなければ、知事の気持ちを"忖度“するだけの政党になる」と指摘しました。有本氏は「日本の地方自治のシステムである(首長と地方議会を住民が直接選挙で選ぶ)2元代表制の破壊です。小池さんをチェックして様々なことを言う存在は邪魔で、小池チルドレン都議会を作ってしまう意図が明確だ」と指摘しました。
 批判する一方で、代替案を提示することが出来ない状況は、知事自身にとっても、都民にとっても極めて不幸なことです。小池劇場の舞台となる「都議選」を前に、都民は小池知事の利己的な言動を正しく見抜くことができるのでしょうか。

≪対談で語られた論点≫
 1.豊洲移転延期による巨額損失
 2.共産党の助力なしで小池都知事は動けない
 3.小池都知事+共産党+メディアの蜜月
 4.小池百合子と菅直人が重なる
 5.巨大予算を持つ東京都こそ二元代表制が必要だ
 6.豊洲維持6000億円には税金は入っていない
 7.小池都知事の利己的な言動に問題はないか

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有本 香
ジャーナリスト

1962年生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌編集長、上場企業の広報担当を経験したのち独立。現在は編集・企画会社を経営するかたわら、世界中を取材し、チベット・ウイグル問題、日中関係、日本の国内政治をテーマに執筆。著書に、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ』(石平氏との共著、産経新聞出版)、『中国はチベットからパンダを盗んだ』(講談社+α新書)、『はじめての支那論 中華思想の正体と日本の覚悟』(共著、幻冬舎新書)、『「小池劇場」が日本を滅ぼす』 (幻冬舎)など。

※ プロフィールは放送日2017.06.16時点の情報です

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