過去の放送

Vol.384 一般公開

米中5G戦争で日本は米国と共に戦え

米国が進める中国「部分的に分離」戦略

2020.02.28 64分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 武漢ウィルスに習近平主席の国賓訪問、中国が引き起こす世界のパンデミックと日米中の三角関係。国際社会に緊張をもたらす様々な要素を今夜の言論テレビでは論じました。
 番組の冒頭、武漢ウィルスにいかにして打ち勝つかを訴え、いま日本人の一致協力体制が大事だと強調しつつ、国民の命や健康、幸せを何とも思わない中国共産党政治の独善的な体質も批判しました。
 そこから出発して武漢ウィルスが暴き出した中国の国際支配への野望、5Gをとおした国際社会の全てのインフラの制覇、その危険性について通産省出身の細川昌彦さんに大いに論じてもらいました。
 そんな中国に対して十分に物を言っているとは思えない日本政府の在り方について、中国問題専門家の矢板明夫さんが非常に示唆に富む解説を致しました。番組途中で安倍総理大臣と楊潔篪国務委員の会談が行われ、習近平氏の国賓訪問を確認したというニュースが入ってきました。なぜいま国賓なのか、熱い議論で番組は終わりました。

≪対談で語られた論点≫
【TOP】櫻井よしこの武漢ウイルス克服メッセージ
 1.武漢帰国者の半数が半導体技術者だった
 2.これからの戦争はPCを潰す制網権戦争
 3.感染者数を意図的に減らす中国の隠蔽
 4.中国共産党が5Gデータを支配する恐怖
 5.習近平で変った中国に日本は気づかない
 6.5Gで経済と安全保障の一体化が始まった
 7.国連を信じない国がウイルス感染が少ない
 8.キーワードは部分的分離(Partial Disengagement)

【JUST IN】安倍首相と楊潔篪政治局委員会談の内容速報
 9.習近平主席を国賓としてなぜ呼ぶのか?

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

細川昌彦

細川昌彦
中部大学特任教授

1955年生まれ。77年東京大学法学部卒業、通商産業省入省。「東京国際映画祭」の企画立案、山形県警出向、貿易局安全保障貿易管理課長などを経て98年通商政策局米州課長、2002年貿易管理部長など通商交渉を最前線で担当した。02年ハーバード・ビジネス・スクールAMP修了。03年中部経済産業局長として「グレーター・ナゴヤ」構想を提唱。04年日本貿易振興機構ニューヨーク・センター所長。06年経済産業省退職。現在は中部大学中部高等学術研究所特任教授。著書に『メガ・リージョンの攻防』(東洋経済新報社)、『暴走トランプと独裁の習近平にどう立ち向かうか』(光文社新書)など。

矢板明夫

矢板明夫
産経新聞外信部次長

1972年中国天津市生まれ。15歳のときに残留孤児2世として日本に移り住む。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、07年から産経新聞中国総局(北京)特派員。17年から現職。著書に『習近平の悲劇』(産経新聞出版)、『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫)、『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(石平氏との共著、ビジネス社)などがある。

※ プロフィールは放送日2020.02.28時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!