オバマ大統領は4月23日~25日に国賓として日本を訪問し、24日には日米首脳会談が行われます。オバマ大統領来日特集の第1回目では、安全保障や軍事バランスから考えた日米VS中国にスポットを当てました。さらに、ロシアや中国のような異質な国家の力ずくの膨張を抑えることができないオバマ政権は米国内では、特に専門家の間では、どのように評価されているのか、逆に日本の安倍政権は米国内でどのように評価されているのかお聞きするのが企画の狙いです。
対談の前半で櫻井キャスターは、オバマ政権の対日理解度はどれほどのものか、靖国問題をどの程度理解しているのかを質しました。さらに、尖閣問題で日本はオバマ政権を信頼してよいのか、軍拡を続ける中国と軍事費を縮小する米国の軍事バランスは10年後にはどうなるのか、中国と日米の軍事衝突を回避するためには、日本は何をすべきなのかなど議論の収斂を試みました。こうした議論の末に浮かび上がったオバマ政権の日本を見つめる視線や思考が、どんな外交に発展して行くのでしょうか?
≪動画インデックス≫
1.安倍首相とメア氏が出演した「たかじんそこまで言って委員会」の内容は?
2.共和党でも民主党でも米国の安保戦略は変わらない
3.安倍首相の靖国参拝に「失望した」発言は適当でなかった
4.中国提唱の「新型大国間関係」を米国高官が使えば誤解を招く
5.公海、航空の自由が米国の基本政策だから「防空識別圏」など認めない
6.米艦船が攻撃されても日本の艦船が何もできなければ本当の同盟ではない
7.日本は集団的自衛権をできるだけ早く行使できるように変更すべき
8.尖閣で衝突になれば米軍+自衛隊で必ず中国に勝つ
9.TPPの意味は、国際的なルールで動くか、中国のルールで動くかの選択だ!
10.日本のためには「日米安保」と「TPP」を両軸にして進むことが重要だ
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ケビン・メア
米国務省元日本部長
1954年米サウスカロライナ州生まれ。ラグレインジ大学で近代ヨーロッパ史学士号、ハワイ大学大学院で近代東アジア史の修士号、ジョージア大学ロースクールで法務博士号(JD)を取得し、弁護士事務所勤務を経て、国務省に入省。駐日米国大使館安全保障部副部長や沖縄総領事、2009年~11年国務省東アジア・太平洋局日本部長を務める。東日本大震災の際に米軍2万人で被災地を支援した「トモダチ作戦」の調整役として尽力。日本語が堪能で、対日政策のエキスパート。ワシントン在住。著書に『決断できない日本』(文春新書)
※ プロフィールは放送日2014.04.18時点の情報です