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Vol.475 一般公開

日本は備え急げ!「台湾有事」は必ずくる

台湾問題で苛烈さを増す米中のせめぎ合い

2021.11.26 65分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 台湾を巡る状況が緊迫の度合いを強めています。国際社会のあちらこちらで台湾を守らなければならないという声が上がっています。
 他方、中国は全力で阻止する構えです。中国関係の専門家たちは米中双方に台湾を巡る熾烈な駆け引きから後退する理由がないと言います。
 つまり米中関係は緩和するのではなく、緊張の一途を辿るということです。
 著名な政治学者、ミアシャイマーは、紛争は回避できないだろう、紛争は核兵器の使用へとエスカレートするのではないかと深刻な警告を発しています。
 台湾問題を参議院議員の佐藤正久さん、産経新聞台北支局長の矢板明夫さんとともに語りました。
 訪中を企てる林外務大臣に鋭い批判が加えられています。いまは親中の時ではありません。中国と対等の立場に立って牽制すべき時です。

≪対談で語られた論点≫
 1.台湾は権威主義と民主主義の戦い第一線
 2.日本がTPP議長国の間にWGを作れ
 3.米軍の台湾軍訓練を祭総統が認める
 4.防衛研究所と台湾研究者の交流ができないか
 5.安倍元総理が台湾との安保対話にオンライン参加
 6.台湾をめぐる米中の衝突は回避できない
   (シカゴ大ミアシャイマー教授)
 7.日本は第一列島線に中距離ミサイルを配備できるか
 8.国防白書は「中国のグレーゾーンの脅威」を強調
 9.認知戦=心理戦+世論戦+法律戦+フェイクN
10.サイバー攻撃は人間よりAIにやらせる
11.岸田補正予算で防衛庁開発予算はゼロ 
12.日台政府間でなく与党間なら深い話が可能
13.女子テニス彭帥選手が自由な“証拠”を示せ!
14.林外相はなぜ北京五輪前に中国訪問をするのか
15.王毅は“使い走り”で外交は楊潔篪政治局員
16.中谷人権担当補佐官の「人が変わった」発言
17.岸田政権の公約は選挙用なのか

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佐藤正久

佐藤正久
参議院議員

1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。

矢板明夫

矢板明夫
産経新聞台北支局長

1972年中国天津市生まれ。15歳のときに残留孤児2世として日本に移り住む。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、2007年から産経新聞中国総局(北京)特派員、2017年から外信部次長、2020年から現職。著書に『習近平の悲劇』(産経新聞出版)、『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫)、『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(石平氏との共著、ビジネス社)などがある。

※ プロフィールは放送日2021.11.26時点の情報です

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