室谷克実
評論家・ジャーナリスト
1949(昭和24)年東京都生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部を卒業後、時事通信社入社。政治部記者、ソウル特派員、宇都宮支局長、「時事解説」編集長などを歴任。2009年に定年退社し、評論活動に入る。著書に『呆韓論』『ディス・イズ・コリア 韓国船沈没考』(産経新聞出版)、『悪韓論』『日韓がタブーにする半島の歴史』『韓国は裏切る』(新潮新書)など。
※ プロフィールは放送日2023.03.24時点の情報です
令和5年3月24日金曜夜10時、第462回のゲストはジャーナリストで評論家の室谷克実さんです。
3月16日、岸田文雄首相は訪日中の尹錫悦韓国大統領と日韓首脳会談を行いました。日韓共同記者会見の冒頭で岸田首相は戦時の旧朝鮮半島出身労働者問題(いわゆる「徴用工」問題)について次のように述べています。
〈先般、韓国政府は、旧朝鮮半島出身労働者問題に関する措置を発表しました。日本政府としては、この措置を非常に厳しい状態にあった日韓関係を健全な関係に戻すためのものとして評価しています。その際に、日本政府は、1998年10月に発表した日韓共同宣言を含め、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいることを確認いたしました。今後、措置の実施とともに、両国間の政治・経済・文化等の分野における交流が力強く拡大していくことを期待いたします〉(首相官邸HP)
しかし、産経新聞によれば「日本政府は徴用工問題を巡る日韓交渉で、問題を蒸し返させない不可逆性を追求してきた。韓国の解決策は、謝罪と賠償には応じない日本側の意向が反映されたが、首相は求償権放棄を解決策受け入れの最低条件としていた」「にもかかわらず求償権放棄が盛られなかったのは、それを韓国政府に厳格に迫れば、韓国世論の猛反発を受けて尹政権が窮地に陥る可能性があると憂慮したからだ」ということです(産経ニュース、3月16日)。
韓国では主要紙が17日朝刊で次のように報じました。
朝鮮日報 軍事情報保護協定を正常化…経済安保対話新設 韓日首脳会談
東亜日報 日本、徴用問題で「謝罪」継承…韓国の解決策への呼応措置には言及なし
中央日報 韓日の軍事情報保護協定・シャトル外交復活
ハンギョレ 岸田首相、強制動員への謝罪どころか「慰安婦合意」履行要求
京郷新聞 韓日首脳「未来へ」…歴史問題は葬り去る
毎日経済 尹大統領「韓日協力の新時代」…経済安保対話発足
韓国経済 尹・岸田「未来のため韓日の新時代開こう」
「徴用工」問題はこれで終わったのか、室谷さんにお伺いします。
室谷克実
評論家・ジャーナリスト
1949(昭和24)年東京都生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部を卒業後、時事通信社入社。政治部記者、ソウル特派員、宇都宮支局長、「時事解説」編集長などを歴任。2009年に定年退社し、評論活動に入る。著書に『呆韓論』『ディス・イズ・コリア 韓国船沈没考』(産経新聞出版)、『悪韓論』『日韓がタブーにする半島の歴史』『韓国は裏切る』(新潮新書)など。
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