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Vol.487 会員限定

アルツハイマー新薬は効くのか

2023.09.15 43分

令和5年9月15日金曜夜10時、第487回のゲストはノンフィクション作家の下山進さんです。
エーザイのアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」は8月21日、厚生労働省の専門家部会で了承されました。年内にも日本で発売される可能性があります。
下山さんは2021年、アルツハイマー病の治療法解明までを、幾多のドラマを交えて『アルツハイマー征服』に綴りました。遺伝性アルツハイマー病の突然変異解明からわかっていく病気のメカニズム、遺伝子の特定からトランスジェニック・マウスの開発、ワクチン療法から抗体薬へ……。
そして今回「レカネマブ」が承認されるまでには、下山さんが取材を始めてから実に20年以上の時間がかかりました。
いったいレカネマブとは、どんな薬なのか。
レカネマブは、これまで治験で失敗してきた抗体薬と何が違うのか。
レカネマブは、日本でどのくらいの人がどのくらいの価格で使えるようになるのか。
そしてこの新薬は、アルツハイマー病に効くのか。
新章「レカネマブ開発秘話」を加え、8月末に『アルツハイマー征服』文庫版を上梓した下山さんに伺います。

下山進

下山進
上智大学新聞学科非常勤講師

1986年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1993年コロンビア大学ジャーナリズムスクール国際報道上級課程修了。文藝春秋で長くノンフィクションの編集者をつとめた。2020年3月より2ページのコラムを「サンデー毎日」→「週刊朝日」→「AERA」で連載中。上智大学新聞学科非常勤講師。元慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授。『アルツハイマー征服』(KADOKAWA、2021年)で、「レカネマブ(BAN2401)」の開発にいたる30年の研究史が大きな話題に。2023年8月に新章を加え文庫化(角川文庫)。他の著書に『アメリカ・ジャーリズム』(1995年、丸善)、『勝負の分かれ目』(KADOKAWA 、2002年)、『2050年のメディア』(文藝春秋、2019年)、『2050年のジャーナリスト』(毎日新聞出版、2021年)。

※ プロフィールは放送日2023.09.15時点の情報です

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