過去の放送

Vol.558 会員限定

しっかりしろ!オールドメディア

2025.01.31 49分

令和7年1月31日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第558回のゲストはソーシャルラボ代表の新田哲史さんです。
「2025年のメディア」シリーズ第四回は「しっかりしろ!オールドメディア」です。
読売新聞出身でネットメディアを立ち上げた新田さんは、兵庫県知事にまつわる問題などでSNSを中心に発信を続けています。
兵庫県知事問題では19日、竹内英明・元兵庫県議が亡くなりました。「自殺とみられる」と報道されています。竹内氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)の元委員で、斎藤元彦知事の疑惑を追及していましたが、知事選の直後に県議を辞職しました。
マスコミ、いわゆるオールドメディアでは、竹内県議が亡くなったのはSNSでの誹謗中傷が原因との見方で報道されています。
〈知事選の期間中、告発文書を調査する県議らに相次いだSNS上での誹謗中傷。竹内県議も対象のひとりで、辞職したあとも投稿が止むことはありませんでした。 (竹内元県議に近い関係者) 「時間が解決してくれると思っていましたが、辞職してからもずっとデマを流され、年末くらいから深刻な状況でした。最近は病院にも通っていて、なんでこんなことになってしまったのか…」〉(ABCニュース、1月20日)
これについて新田さんは自身のユーチューブチャンネルで、県議会での竹内議員の質問に関しては疑義があり、県議を辞職したことでその説明責任を果たしていないと批判。マスコミはこれを「誹謗中傷」というが、「誹謗中傷」ではなく建設的な批判だという趣旨を述べています(【号外】竹内前県議が自宅で死亡〜百条委の真相解明は?、2025/01/19、SAKISIRU 〜サキシル〜【公式】)。
また、竹内元県議の死後、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は、自身のユーチューブチャンネルで竹内氏について「任意の取り調べを受けていた」「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」と発信。しかし、兵庫県警の村井紀之本部長が20日、これを「全くの事実無根」と否定したことで、立花氏は発言内容を訂正し、謝罪しました。
兵庫県知事問題では当初、兵庫県知事バッシングのマスコミ報道が過熱した経緯があります。SNS、オールドメディアで起こっていること、その問題点を新田さんに伺います。

新田哲史

新田哲史
ソーシャルラボ代表取締役社長

株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長。1975年、神奈川県生まれ。2000年、早稲田大学卒業後、読売新聞社(現読売新聞東京本社)に記者職で入社し、地方支局、社会部、運動部で勤務。2011年PR会社に転身し、13年独立(16年法人化)。15年言論サイト「アゴラ」編集長就任。野党党首の二重国籍問題のスクープや米大統領選(16年)でのトランプ氏当選予測的中、富山県知事選で現職陣営の落選につながった疑惑報道などを発信。20年アゴラ編集長を退任。21年春、新メディア「SAKISIRU」を創刊(24年4月末終了)。著書に『蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた?』(ワニブックスPLUS新書)など。『月刊Hanada』で「ファクトチェック最前線」連載中。

※ プロフィールは放送日2025.01.31時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!