乾正人
コラムニスト
産経新聞上席論説委員兼特別記者兼コラムニスト。昭和37(1962)年神戸市生まれ、甲陽学院高校卒。昭和61(1986)年筑波大学比較文化学類卒、産経新聞社入社。政治部長、東京本社編集局長、論説委員長を経て現職。著書に『自民党崩壊』(ビジネス社)、『令和阿房列車で行こう』(飛鳥新社)、『安倍なきニッポンの未来 令和大乱を救う13人』(ビジネス社)など。
※ プロフィールは放送日2025.07.25時点の情報です
令和7年7月25日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第583回は産経新聞上席論説委員の乾正人さんです。
7月20日に行われる参議院選挙は、石破茂総裁が掲げた目標である「非改選議席と合わせて自公で過半数」に届かない見通しをメディア各社が報じています。
また、時事通信社の7月世論調査では、自民党の支持率は16.4%(前月比2.5ポイント減)に下落し、昨年10月の石破茂政権発足後の最低を更新したと報じられています。時事通信によれば、支持率が17%を切るのは、岸田文雄内閣時の昨年7月以来で、歴代内閣との比較では、自民党が野党に転落した2009年の衆院選直前と同水準だということです。
7月17日の日経新聞によれば、石破首相の演説は〈「候補者の調整がつかない」などの理由で予定が取りやめになったり、自民候補が応援演説に同席しなかったりする例が目立つ。〉ということで、「首相と閣僚が回るたびに票が減っている」と声も報道されています。そんな中で、小泉進次郎農林水産大臣は15日〈「外国勢力が利用、拡散して自民党をおとしめよう、日本の政治を不安定化させよう(としている)」〉(時事通信、7月15日、25参院選)、自民党の木原誠二選対委員長は15日、〈万が一、政権交代が起こった時に一体誰が総理になるのか、一体誰が外務大臣になるのか、一体誰が官房長官になるのか、想像ができますか。私はできない。〉(朝日新聞、7月15日、発言録)と述べるなどしています。いったいどんな選挙戦だったのかをまず伺います。
また、産経新聞によれば、自民党の高市早苗前経済安保大臣は18日、「私なりに腹をくくった。もう一回、自民党の背骨を入れ直す。そのために戦う」「自民には厳しい目を向けられている。これまでの自民と何か違う、そういうお叱りだと思う」と述べました。
今後も自民党は支持を減らし続けるのかどうか、乾さんに伺います。
乾正人
コラムニスト
産経新聞上席論説委員兼特別記者兼コラムニスト。昭和37(1962)年神戸市生まれ、甲陽学院高校卒。昭和61(1986)年筑波大学比較文化学類卒、産経新聞社入社。政治部長、東京本社編集局長、論説委員長を経て現職。著書に『自民党崩壊』(ビジネス社)、『令和阿房列車で行こう』(飛鳥新社)、『安倍なきニッポンの未来 令和大乱を救う13人』(ビジネス社)など。
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