≪櫻井よしこの対談後記≫
　石破首相は自民党内からの辞任要請が相次ぐ中で、なお居座り続ける方針です。それを支えている自民党中枢の幹部の判断も国民の気持ちからはかけ離れています。
　すでに終わっているはずの石破政権を支え続ける自民党幹部の価値観とは何でしょうか。このままでは本当に自民党は支持基盤をほぼ完全に失ってしまうと思います。

≪対談で語られた論点≫
　１．両院議員総会と懇談会（署名数と権限）
　２．７・２８（月）総会で石破おろしができるか
　３．自民党青年局も石破首相辞任を申し入れ
　４．元総理会談で石破「出処進退の話なし」は嘘
　５．政府と日銀がトランプのために溝にカネを捨てる
　６．関税合意内容を示す日米の合意文書すらない
　７．８０兆円の「投資」でなくトランプ「強奪」
　８．左翼プロが国会前で「石破頑張れデモ」
　９．国対委員長の才能は野党に対し「馬耳東風」
１０．中国へ謝罪“石破談話”があれば村山談話に逆戻り
１１．「石破おろし」は８・１５までに決行せよ
１２．読売号外「石破首相退陣へ」の意味
１３．参院選でオールド政党は議席が増えない
１４．新自民党総裁で連立の形が変わる
１５．ポスト石破は高市、コバホークの一本化が前提

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞特別記者

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を歴任。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

※ プロフィールは放送日2025.07.25時点の情報です