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Vol.608 会員限定

新聞とAI

2026.01.23 46分

令和8年1月23日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第608回のゲストはノンフィクション作家の下山進さんです。
今回のテーマは「新聞とAI」です。 かつて5000万部を超えた新聞の発行部数は、今や2400万部台へと半減しました(2486万8122部、25年10月時点) 。この加速度的な衰退の中で、現在メディアが直面している最大の脅威が、生成AIという「第三の戦場」です 。
特に深刻なのは、下山氏が警鐘を鳴らす「ゼロクリック問題」です。生成AIがネット上のニュース記事を学習し、その内容を「まとめ」て回答として提示することで、ユーザーが元の記事をクリックする必要がなくなってきています。これにより、多大なコストをかけて取材を行うメディアへの流入が激減し、ジャーナリズムを支える広告収入や著作権による対価の仕組みが根本から破壊されようとしています 。
新聞に再生の道はあるのか。生成AIの問題点、国内外の成功事例を徹底取材して見えた「持続可能なメディア」の5条件について、下山氏に詳しく伺います 。

下山進

下山進
ノンフィクション作家

1986年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1993年コロンビア大学ジャーナリズムスクール国際報道上級課程修了。文藝春秋で長くノンフィクションの編集者をつとめた。2020年3月より2ページのコラムを「サンデー毎日」→「週刊朝日」→「AERA」で連載中。立教大学社会学部非常勤講師と聖心女子大学現代教養学部非常勤講師をかねる。元上智大学新聞学科非常勤講師。元慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授。 『アルツハイマー征服』(KADOKAWA、2021年)で、「レカネマブ(BAN2401)」の開発にいたる30年の研究史が大きな話題に。2023年8月に新章を加え文庫化(角川文庫)。他の著書に『アメリカ・ジャーリズム』(1995年、丸善)、『勝負の分かれ目』(KADOKAWA 、2002年)、『2050年のメディア』(文藝春秋、2019年)、『2050年のジャーナリスト』(毎日新聞出版、2021年)、『持続可能なメディア』(朝日新書、2025年)。

※ プロフィールは放送日2026.01.23時点の情報です

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