過去の放送

Vol.59 一般公開

安保法制と自衛隊

2015.07.03 48分

7月3日金曜夜10時、第59回のゲストは、参議院議員の佐藤正久さんです。
「元自衛官の経験から言えば、自衛官の任務でリスクを伴わないものはありません。海外派遣であろうと国内の災害派遣であろうと、多かれ少なかれリスクはある」と佐藤議員。
しかし、現在の安全保障法制整備に関する議論では、「いままで自衛隊の手足を縛っていた人たちに限って、今度は急に自衛隊員のリスク論を持ち出してくる」とも。
自衛隊を認めず、活動を縛り続けた人たちは、国際情勢の変化で、自衛隊のPKOや災害派遣などがなされ、「運用して評価される時代」になると、今度は「リスク」を持ち出して自衛隊を縛ろうというわけです。
どこまでが戦闘地域でどこからが非戦闘地域なのか。
「活動実施区域」とはどこなのか。
地球の裏側まで行くのか行かないのか。
集団的自衛権の本質とは何なのか。
自衛官の名誉と処遇はどうすべきなのか。
カンボジア派遣や佐藤議員が初代隊長として派遣されたゴラン高原の時は、上官が部下も守れない状況でした。現場に「超法規的措置」となる可能性のある判断まで押しつけてきたこれまでの事例をお伺いしながら、机上の空論ではない、リアルな軍事と自衛隊、法整備についてお話頂きます。

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佐藤正久

佐藤正久
参議院議員[自由民主党]

1960年10月23日生まれ、福島県出身。83年、防衛大学校卒業。米陸軍指揮幕僚大学卒業。前職は陸上自衛官(最終階級は1等陸佐)。2004年からの自衛隊イラク派遣では第一次復興業務支援隊長を務める。口ヒゲをたくわえたその風貌から“ヒゲの隊長”として注目を集める。2007年、退官。同年の第21回参議院議員通常選挙で自由民主党全国比例区公認候補として立候補し当選。2012年、防衛大臣政務官就任。2013年再選、14年、安全保障法制整備に関する与党協議会メンバーとして「集団的自衛権の解釈再整理」に参画。著書に『イラク自衛隊「戦闘記」』(講談社)、『ありがとう自衛隊』(ワニブックスPLUS新書)など。

※ プロフィールは放送日2015.07.03時点の情報です

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