デービッド・アトキンソン
小西美術工藝社社長
1965年生まれ。オックスフォード大学で日本学を専攻。アンダーセン・コンサルティング、ソロモン・ブラザーズを経て、92年ゴールドマン・サックス入社。2006年にパートナーとなり、07年退社。09年小西美術工藝社に入社、10年に会長、11年から社長兼務。裏千家茶名「宗真」を持つ。『新・観光立国論』(東洋経済新報社)で第24回山本七平賞受賞。
※ プロフィールは放送日2019.05.31時点の情報です
5月31日金曜夜10時、第263回のゲストは、小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソンさんです。
経団連の中西宏明会長が4月に、「終身雇用」を企業が続けていくのは難しいという趣旨の発言をしました。
アトキンソンさんはこれについて「やはり、経団連には経営の才能がない」と思ったそうです(『月刊Hanada』2019年7月号)。
そもそもの問題としてアトキンソンさんは、日本経済が成長していない原因は、経営者の問題だと指摘されています。
1990年に世界9位だった日本の生産性は、2018年には28位まで低下しています(このランキングは購買力調整をしているのでデフレは関係ない)。ここまで低下した責任は労働者ではなく、経営者にあるとアトキンソンさんは言います。
アトキンソンさんは、二つの原因を指摘。一つは、経営者が人口減少・高齢化がもたらす影響を十分に理解していないこと。もう一つは、高度経済成長の結果として、「経営をする才能」が鍛えられなかったことです。
そして、日本経済はパラダイムシフトを迎えているので、経営者は異次元的な経営戦略を実行しなければならないのに、行っていることはあまりに小手先だと指摘しています。
経団連中西会長の「終身雇用は難しい」発言も、「私には時代に合わせて産業構造を変える才能はない」と言っているようなものです。
経団連の経営者の無能ぶりを論理的に、海外とも比較しながらお話しいただきます。
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