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Vol.360 会員限定

中国のウイグル・ジェノサイドに制裁を

2021.04.09 51分

令和3年4月9日金曜夜10時、第360回のゲストは評論家の三浦小太郎さんです。
アメリカのバイデン政権での「世界の人権状況に関する年次報告書」が発表され、中国政府が新疆ウイグル自治区で「大量虐殺を行っている」と強く批判しました。報告書は、現地の強制収容所では100万人以上が拷問や強制労働に従事させられていて、それを示す証拠もあるとしています。
アメリカ、イギリス、カナダの3カ国と、EUは、中国の新疆ウイグル自治区での「深刻な人権侵害」に関わったとして自治区の当局者らに対し、資産凍結などの制裁を発動。
「ファイブ・アイズ」のアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国外相は新疆ウイグル自治区の人権問題について、共同声明を発表しました。
共同声明では、中国政府自身の文書や人工衛星の画像、目撃者による証言など圧倒的な数の証拠があるとし、「中国による広範囲な抑圧のプログラムには宗教の自由の厳しい制限や強制労働の利用、抑留施設での大規模な拘束、強制的な不妊手術、ウイグル族の遺産に対する協調した破壊行為が含まれる」。5カ国は声明で、EUとともに措置を講じるとしました(CNN2021年3月23日より抜粋)。
一方、日本では、ウイグルなどでの人権侵害を非難する国会決議を、当初目指していた4月初旬から遅らせる方向で調整。関連議連などに参加していない公明党幹部が、首相訪米前の採択には慎重な考えを伝えたということです。
三浦さんは『在日ウイグル人が明かす ウイグル・ジェノサイド —東トルキスタンの真実』(ハート出版)の「解説」でこう書かれています。
「もう十年以上前のことになるが、私はトルコで亡命ウイグル人の活動家に出会ったことがある。その時彼は、日本国は秘密裏に、ウイグルをはじめ様々なアジア諸民族を支援するための資金や部隊を保持しているのではないか、と真顔で私に問いかけてきたのだった」
ウイグル問題に取り組んでこられた三浦さんに、ウイグル人の証言、ウイグルの現状、ウイグルの人たちが日本をどう見ているのか伺います。

三浦小太郎

三浦小太郎
評論家

1960年東京生まれ。 90年代から北朝鮮の人権問題や脱北者の支援活動などに参加。 『諸君!』『月刊日本』『正論』『別冊宝島』等に執筆。 著書に『嘘の人権 偽の平和』『収容所での覚醒 民主主義の堕落』(共に高木書房)、『渡辺京二』(言視舎)など。

※ プロフィールは放送日2021.04.09時点の情報です

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