≪櫻井よしこの対談後記≫
　都知事選挙と岸田政権。どちらをみても政治はこれでよいのかと考えます。こんな政治でよいはずはないと腹ただしく思います。
　それでも政治が日本を動かし世界の中の日本の位置を決めていきます。ですから私達は、どんな状況でも最善の選択をしなければならないのです。
　都知事には蓮舫さんよりも小池さんがよいのは当然でしょう。私達は共産党に支えられた都知事などみたくないはずです。
　国政においては憲法改正もまったく手つかずで、おそらくこのまま総理の座を去っていく岸田さんに代わって、自民党の有志に手を挙げてもらうしかありません。
　人材はいると思います。そこに望みをかけたいと思っています。

≪対談で語られた論点≫
【第一部】小池VS蓮舫激突！都知事選論戦スタート！
　１．公選法見直せ！都知事選の候補者５６人
　２．蓮舫氏は「共産党隠し」作戦に転じた
　３．都知事選の核心は共産主義とのイデオロギー戦
　４．保守の票が石丸、橋本に逃げるか？
　５．蓮舫外苑再開発問題は争点になるか
　６．太陽光パネルで山林を切るのになぜ反対しない
　７．木は間伐し循環させなければ森は死ぬ
　８．朝日などの萩生田“記事”は質の悪い落選運動記事
　９．政治家蓮舫氏に実績らしい実績はあるのか？
１０．「共産都政」を阻止しなければ日本滅亡が始まる
【第二部】ポスト岸田は誰だ？
　１．馬場代表の会期延長の誘いに岸田首相は反応せず
　２，結局、岸田首相は憲法改正も皇室もやらなかった
　３．自民党は選挙は岸田以外なら誰でもいい
　４．骨太の方針は財務省の言いなり
　５．岸田首相は単なるリアクション芸人
　６．岸田首相は秋の総裁選に現職総裁で出る？
　７．菅氏がポスト岸田のキーマン
　８．安倍派の幹部はなぜ団結しないのか
　９．次の選挙が戦える自民党若手ホープは誰だ

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

田北真樹子
産経新聞月刊「正論」編集長

1970年大分県生まれ。米国シアトル大学コミュニケーション学部でジャーナリズムを専攻し、96年産経新聞入社。整理部記者、前橋支局、外信部を経て、2000年から政治部。森喜朗首相の総理番を振り出しに、首相官邸、自民党、外務省を担当、09年にニューデリー支局長に就任。13年以降は、「歴史戦」取材班などで慰安婦問題などを取材してきた。15年に政治部に戻り首相官邸キャップを経て、現在は産経新聞正論編集長。

※ プロフィールは放送日2024.06.21時点の情報です