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Vol.139 一般公開

探査機SLIMが初の月面着陸に挑む

火星探査を目指し「降りたい場所に降りる」

2015.06.19 58分

 JAXA宇宙航空研究開発機構は、日本初の月面着陸機「SLIM」(スリム)の2018年度打ち上げに挑みます。「君の一歩が朝(あした)を変える!」第139回の書斎ゲストはJAXAの宇宙科学研究所副所長で宇宙飛翔工学系教授の稲谷芳文さんです。
 日本は1966年に旧ソ連、1969年には米国が人類初月面着陸、2013年の中国に続き、無人探査機での軟着陸に目指します。2007年に日本が打ち上げた月周回機「かぐや」が1年半にわたり月を回りながら様々な観測成果を挙げ、次のステップとして軟着陸に期待がもたれていました。これまで各国の探査機の着陸地点は、目標に対し1~数キロの誤差がありましたが、「SLIM」は、デジタルカメラの顔認識技術を応用してクレーターの位置を認識するなどの方法により、誤差を一気に100メートルまで縮め、目的地をピンポイントして着陸します。目標地点に高い精度で降り立った「SLIM」は、現在検討している様々な実験にトライし、将来の火星など資源探査に役立つ技術の確立を目指します。
 この対談の前半では、SLIMの得意とするピンポイント着陸はどう行うのか、月面の何処におりどんな実験を行うのかなど興味深く語られています。稲谷副所長はSLIM計画の目的は「小さな探査機で将来月、火星、金星など表面に降りていく技術を身に着け、科学探査を行うことだ」と語りました。対談の後半では櫻井キャスターが「中国が取り組んでいる宇宙ステーションが完成すると広大な宇宙で中国の優位性が確立され、月に“第1列島線”を引かれても困る」と主張します。宇宙は科学の対象ですが、軍事や安全保障と隣り合わせにもなります。こうした宇宙の安全保障などを理解するのにも絶好の動画ですので、宇宙への夢を描きつつ是非ご覧いただきたいと思います。

≪動画インデックス≫
 1.必見!月面から見た「満月」ではなく「満地球」が昇るハイビジョン映像
 2.月周回機「かぐや」が撮った月面クレーターのハイビジョン映像
 3.「はやぶさ」「ひてん」・・・探査機や衛星の名前は誰がどのようにつけるのか?
 4.燃料を使い切った「SLIM」は、お相撲さん1人分と同じ重さ
 5.「降りたい場所に降りる」得意技ピンポイント着陸の秘訣を明かす
 6.櫻井キャスターがこだわる「着陸で転んだらどうするの?」
 7.着陸した後のSLIMはどんな実験にトライするのか
 8.今なぜSLIMで月着陸を目指すのか?
 9.中国のベールに包まれた宇宙開発、月や宇宙にも中国の覇権主義が及ぶのか?
10.米・欧のターゲットは、「生命体」が火星や他の太陽系の惑星に存在するか
11.日本らしい宇宙開発とはなんだ?
 

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稲谷 芳文
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所副所長、宇宙飛翔工学研究系教授

※ プロフィールは放送日2015.06.19時点の情報です

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