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Vol.32 一般公開

「日本人は話し合いで解決しようと言うが、韓国人には通用しない」
互いを認め合う国際関係の常識は未来永劫に通じないのか?

2013.05.31 53分

 韓国の中央日報紙(5・20付)の論説委員が広島・長崎への原爆投下を「神の懲罰であり人間の復讐だ」と論評しました。昨年8月には李明博大統領(当時)が突然竹島に不法上陸し、その後天皇に謝罪せよとまで言い出しました。歴史問題、竹島問題だけでなく、韓国は自国を守るための安全保障問題に関しても非理性的な対日政策を取りがちです。なぜ、そうなのか。この対談のゲストは、韓国生まれで日本国籍を持ち、日韓両国の文化を知る拓殖大学国際学部の呉善花教授です。

 櫻井キャスターは「国際関係では互いに違っているのが自然で、違いを認め合うということが常識だが、韓国には未来永劫に通じないのか」と問いました。呉教授は「日本人はこれもあれも様々な考え方があり、お互いに話し合いで解決しましょうとよく言うが、それでは韓国人には通用しない」「(韓国では)慰安婦が存在したことが強制であると考えられており、(日本のように)強制連行があったかどうかをいくら議論しても慰安婦問題は解決しない」と語りました。呉教授は、時には櫻井キャスターも絶句するような自己中心的で激しい韓国内の反日感情を次々と紹介します。

 櫻井キャスターは「韓国が日本を軽視し感情的な反日に走るが、中国に対して驚くほど甘い理由はなぜか」と訊ねると、呉教授は「韓国には中国に対し歴史的な幻想があり、中国は父、韓国は兄、日本は弟という気持ちがある。中国はどんなことをやられても父だから文句は言えない。一番下の弟にやられれば悔しい」と韓国人が抱く中国の属国にも似た感情を分析しました。日本から遠ざかり中国に接近しようとする朴槿恵大統領に、今後より良い日韓関係は期待できるのかなど活発な議論が展開されました。

≪動画インデックス≫
1. 対馬から仏像を盗んだとしても悪いことにならない反日感情
2. 親北朝鮮=反日の構図がなぜできる
3. 朴大統領は反日でなければ国内で支持を得られない
4. 呉善花教授も日本人は悪魔だと教えられた
5. 朝鮮半島の民族優越意識が反日感情の底にある
6. 福沢諭吉がハングル新聞発行に貢献した
7. なぜ、韓国は中国の精神的な属国になってしまうのか
8. 日本と韓国がより良い関係になるための条件

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呉 善花

呉 善花
拓殖大学国際学部教授

1956年韓国済州島生まれ。大東文化大学卒業(英語学)、東京外語大学大学院地域研究科修士課程修了(北米地域研究)。1994年から執筆活動を開始し、『攘夷の韓国 開国の日本』で第7回山本七平賞受賞、国際グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員、1991年に日本に帰化し、現在は拓殖大学国際開発学部教授。著作に『スカートの風(チマパラム)―日本永住をめざす韓国の女たち』、『「日帝」だけで歴史は語れない』、『韓国倫理崩壊1998-2008―社会を蝕む集団利己主義の実像』、『虚言と虚飾の国・韓国』、『日本復興の鍵 受け身力』、『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』など多数。 

※ プロフィールは放送日2013.05.31時点の情報です

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