過去の放送

Vol.248 一般公開

加計問題は捏造された疑惑に過ぎない

加戸前愛媛県知事の証言が加計問題の真実だ

2017.07.21 63分

 閉会中審査(7・10)で加計問題の真実を語ったのは、加戸守行前愛媛県知事だったでしょうか、前川前文科次官だったでしょうか。文部省OBで前川氏の上司でもあった加戸氏は、国家戦略特区として獣医学部の設置が認められたことは「文科省の歪められた行政が正されたのだ」と指摘し、「行政が歪められた」と主張する前川氏を一蹴しました。これまでの発言の信憑性から考えれば、どちらが正しいか答えは明らかです。しかし、朝日、毎日は加戸氏を無視し、記事の中では1行も伝えませんでした。ジャーナリズムの基本が公正にあるとすれば、両論併記であることは子供でも分かりますが、片方を無視する愚行に出ました。
 対談の中で櫻井キャスターは「安倍首相が5月3日に憲法9条に一歩踏み込んで、慌てた朝日新聞の報道ぶりが違ってきた。加計学園報道は安倍内閣に対する倒閣運動だ」と伝えるべき加計学園問題の本質と離れていると指摘しました。閉会中審査で加戸氏の証言を引き出した青山繁晴議員は「朝日だけでなく、今回一番大きく浮かび上がった問題はNHKだ。NHKは衆参両院の閉会中審査の中継を行い、私と加戸参考人とのやり取りを中継しながら、なにかやってくるだろうとは予測していたが、夕方以降の編集されたニュースの中では放送しなかった。閉会中審査の報道ぶりは“メディアの終着点”になり、メディアの既得権益がこれから崩れていくと思う」と痛烈に批判しました。
 番組の後半で櫻井キャスターは「安倍首相に対する逆風は、国家プロジェクトとして重要な憲法改正につながるものだ。安倍政権の支持率が落ちたと他人事のように語り合うのではなく、例えばメディアが報道しない加戸さんの発言を知って、自分たちの国を良くする政権を考えなければならない」と述べ、メディアや野党の煽りに邪魔されず国民一人一人がこれからの日本を考えるべきだと指摘しました。青山議員は「来週の予算委員会で安倍首相は、思いの丈を、誰でもわかるようにコンパクトに語っていただきたい。(参議院で質問に立つ)僕は、加戸さんの証言を引き出したのと同様に、安倍首相の人間力を、僭越ながら引き出すお手伝いをするだけが役割だ」と予算委員会に向けての思いを熱く語りました。

≪対談で語られた論点≫
 1.加計問題は捏造された疑惑に過ぎない
 2.日本の既得権は各省庁が持っている
 3.歪められていた行政が安倍政権の国家戦略特区で正された
 4.お友達で何がいけない
 5.石破茂と日本獣医師会の罪
 6.「総理のご意向」メモは誰が出したのか?
 7.加計問題報道は安倍政権倒閣運動だ
 8.安倍首相は人間力で信頼を取り戻して欲しい

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

青山繁晴

青山繁晴
参議院議員

1952年兵庫県神戸市生まれ。慶應大学中退後、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社へ入社し、官邸、自民党担当記者等を経て、ペルー日本大使館占拠事件で現地取材した後に退社。三菱総合研究所の研究員として、安全保障・外交から金融・経済など包括する国家戦略の立案に携わる。 2002年シンクタンク独立総合研究所を創立し、代表取締役兼主席研究員に就任した。TVタックルなどテレビ番組に出演多数。2016年7月参議院選挙比例区(自民)に立候補し当選した。著作に『ぼくらの祖国』、『ぼくらの真実』、『壊れた地球儀の直し方』など。

※ プロフィールは放送日2017.07.21時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!