閉会中審査(7・10)で加計問題の真実を語ったのは、加戸守行前愛媛県知事だったでしょうか、前川前文科次官だったでしょうか。文部省OBで前川氏の上司でもあった加戸氏は、国家戦略特区として獣医学部の設置が認められたことは「文科省の歪められた行政が正されたのだ」と指摘し、「行政が歪められた」と主張する前川氏を一蹴しました。これまでの発言の信憑性から考えれば、どちらが正しいか答えは明らかです。しかし、朝日、毎日は加戸氏を無視し、記事の中では1行も伝えませんでした。ジャーナリズムの基本が公正にあるとすれば、両論併記であることは子供でも分かりますが、片方を無視する愚行に出ました。
対談の中で櫻井キャスターは「安倍首相が5月3日に憲法9条に一歩踏み込んで、慌てた朝日新聞の報道ぶりが違ってきた。加計学園報道は安倍内閣に対する倒閣運動だ」と伝えるべき加計学園問題の本質と離れていると指摘しました。閉会中審査で加戸氏の証言を引き出した青山繁晴議員は「朝日だけでなく、今回一番大きく浮かび上がった問題はNHKだ。NHKは衆参両院の閉会中審査の中継を行い、私と加戸参考人とのやり取りを中継しながら、なにかやってくるだろうとは予測していたが、夕方以降の編集されたニュースの中では放送しなかった。閉会中審査の報道ぶりは“メディアの終着点”になり、メディアの既得権益がこれから崩れていくと思う」と痛烈に批判しました。
番組の後半で櫻井キャスターは「安倍首相に対する逆風は、国家プロジェクトとして重要な憲法改正につながるものだ。安倍政権の支持率が落ちたと他人事のように語り合うのではなく、例えばメディアが報道しない加戸さんの発言を知って、自分たちの国を良くする政権を考えなければならない」と述べ、メディアや野党の煽りに邪魔されず国民一人一人がこれからの日本を考えるべきだと指摘しました。青山議員は「来週の予算委員会で安倍首相は、思いの丈を、誰でもわかるようにコンパクトに語っていただきたい。(参議院で質問に立つ)僕は、加戸さんの証言を引き出したのと同様に、安倍首相の人間力を、僭越ながら引き出すお手伝いをするだけが役割だ」と予算委員会に向けての思いを熱く語りました。
≪対談で語られた論点≫
1.加計問題は捏造された疑惑に過ぎない
2.日本の既得権は各省庁が持っている
3.歪められていた行政が安倍政権の国家戦略特区で正された
4.お友達で何がいけない
5.石破茂と日本獣医師会の罪
6.「総理のご意向」メモは誰が出したのか?
7.加計問題報道は安倍政権倒閣運動だ
8.安倍首相は人間力で信頼を取り戻して欲しい
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青山繁晴
参議院議員
1952年兵庫県神戸市生まれ。慶應大学中退後、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社へ入社し、官邸、自民党担当記者等を経て、ペルー日本大使館占拠事件で現地取材した後に退社。三菱総合研究所の研究員として、安全保障・外交から金融・経済など包括する国家戦略の立案に携わる。 2002年シンクタンク独立総合研究所を創立し、代表取締役兼主席研究員に就任した。TVタックルなどテレビ番組に出演多数。2016年7月参議院選挙比例区(自民)に立候補し当選した。著作に『ぼくらの祖国』、『ぼくらの真実』、『壊れた地球儀の直し方』など。
※ プロフィールは放送日2017.07.21時点の情報です