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専守防衛で危機から日本を守れるのか

安保法制は今役立つ、戦後日本その繰り返し

2017.09.08 66分

 北朝鮮の軍事挑発は止まず、今後も日米韓と北朝鮮の緊張はますます高まりそうです。現実にそこにある危機を、日本は「専守防衛」と「外交」で乗り切ることができるのでしょうか。
 櫻井キャスターは対談の後半で「防衛大臣就任直後に専守防衛の範囲の中で全力を尽くすと述べられたが、専守防衛で日本を守りきれるか」と質しました。小野寺防衛大臣は「アメリカの圧倒的な打撃力で壊滅的な攻撃を受けた北朝鮮は、抑止的な行動をとる可能性が高いが、万が一の時は撃ち落とせる準備をしている」と答えました。櫻井キャスターは「敵基地攻撃を考えなければならないが、専守防衛を言い続ける限り、国民は防衛を行う心構えができないのではないか」と指摘すると、小野寺防衛大臣は「専守防衛に広い考え方がある。従前は爆撃機が飛んできて爆弾を落とす、軍艦が近寄り攻撃するのを守るのが専守防衛だったが、弾道ミサイルを打ち落とすことも専守防衛の一環だ」「相手の攻撃意図が明々白々で、着手された段階では我が国に到達しなくとも日本が武力攻撃を受けたと事態認定すれば、自衛隊の武力行使を下令できるというのが歴代内閣の考え方」と述べ、弾頭ミサイルにも幅広く専守防衛を運用する考え方を示しました。
 櫻井キャスターは「日本にはパシフィズム(平和主義)、平和と言っていれば平和でいられるという考え方を変えるには何をするべきか」と問うと、小野寺防衛大臣は「特定秘密保護法は世論に叩かれ厳しい状況だったが今は有効に機能している。平和安全法制もデモ隊が国会を囲み大騒ぎになったが、今は反対した人たちが北朝鮮のミサイルに対してちゃんとやれと言う。時間をかけながら丁寧に、戦後日本はその繰り返しです」と応じました。
 最後に櫻井キャスターが「歴史の転換点の今、一番重要な防衛大臣だがどんな気持ちで毎日をお過ごしか」と尋ねると、小野寺防衛大臣は「毎日、毎日、きょうも平和でありました。朝起きる時は、平和で一晩過ごせました。そういう感謝の気持ちを持ち、しっかり警戒監視をしていこうと思う」とキッパリと語りました。

≪対談で語られた論点≫
 1.北朝鮮の軍事的脅威の実態
 2.アメリカの全ての選択肢はテーブルの上に置いてある
 3.韓国内で核武装論議が始まった
 4.アメリカでも日本の核武装を論じ始めた
 5.日本のパシフィズム(平和主義)を変えるために
 6.「専守防衛」で日本を守りきれるか
 7.電磁波パルスは実証実験が必要
 8. イージス・アショアを装備するまで数年かかる
 9.「今日も平和で過ごせた」と感謝し、しっかりと警戒監視

小野寺五典
防衛大臣

1960年宮城県生まれ。東京水産大学卒、松下政経塾、東京大学大学院法学政治学研究科修了。1997年衆議院宮城6区補欠選挙で初当選。2000年米国ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所客員研究員。2007年外務副大臣(第1次安倍改造内閣)、2012年防衛大臣(第2次安倍内閣)を歴任。2017年再び防衛大臣(第3次安倍第3次改造内閣) に就任。

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