ロブサン・センゲ
チベット亡命政権首相
1968年、亡命チベット人社会で生まれた。インドのデリー大学で英文学と法律を学び卒業。96年、フルブライト奨学生として米ハーバード大学で修士課程を修了。2004年には同大学のロー・スクールでチベット人として初めて法学博士号を取得した。博士論文は「亡命チベット政権の民主主義と歴史」(1959-2004)。2007年、アジア・ソサエティが選んだ「アジアのヤングリーダー」24人の一人になった。ダライ・ラマ法王14世の政治的引退発表後に行われた世界中の亡命者による投票で首相に選ばれた。昨年8月8日、インド北部・ダラムサラにある亡命政権の主席大臣(首相)に就任。ダライ・ラマ法王は宗教的指導者として活動を続けている。