≪櫻井よしこの対談後記≫
新元号「令和」はこれからの日本をどこに導いていくでしょうか。初めて漢籍から離れ、国書からうまれた元号です。貴族も庶民も農民も兵士も、共に想いを歌に託し、その歌が記録され、1200年以上も守られてきたのが日本です。このような国民文学を育み、守り続けた国など、他にありません。
私には大袈裟でなく安倍晋三首相のイメージと中華の世界と分かつ決意をした聖徳太子と、その意志を継いで中華の道ではなく大和の道を歩み続けたその後の歴代天皇、例えば天智、天武、聖武の三天皇のイメージが重なってきます。日本は今、外来の文化価値観の良き面を吸収しつつも、日本独自の道にもっと自信を持ってその道を究めていくのが良いと思います。
ゲストの竹田恒泰さん、そして田北真樹子さん、お二人との対話は非常に闊達な楽しいものとなりました。ときには笑い出してしまうような場面も多々、ありました。どうぞ楽しまれてください。
≪対談で語られた論点≫
1.「令和」への想い
2.竹田恒泰の特別解説①「令和」と万葉集
3.竹田恒泰の特別解説②「英弘」と古事記
4.竹田恒泰の特別解説③「広至」と日本書記
5.元号こそ国家独立の証
6.元号廃止論者をバッサリと斬る!
7.皇太子殿下へのご助言と期待
8.譲位はあくまで「原則」に対する「特例」
9.新元号発表後に機密情報がだだ漏れた理由
10.かくもいい加減!海外メディアの元号報道
11.中国人は近代日本から漢字文化を学んだ
12.「令和」へ、その未来を考える
※Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。
※プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。
竹田恒泰
作家
昭和50年に東京生まれ。生家は旧皇族・竹田家で、明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部卒業、憲法学・史学の研究に従事する。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和氏は父。平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞、その他『エコマインド~環境の教科書』、『皇室へのソボクなギモン』(共著)、『旧皇族が語る天皇の日本史』、『面白いけど笑えない中国の話』、『面白いけど笑えない韓国の話』など著書多数。ニコニコ動画「竹田恒泰チャンネル」で新聞記事解説を配信中。
田北真樹子
産経新聞正論調査室次長
1970年大分県生まれ。米国シアトル大学コミュニケーション学部でジャーナリズムを専攻し、96年産経新聞入社。整理部記者、前橋支局、外信部を経て、2000年から政治部。森喜朗首相の総理番を振り出しに、首相官邸、自民党、外務省を担当、09年にニューデリー支局長に就任。13年以降は、「歴史戦」取材班などで慰安婦問題などを取材してきた。15年に政治部に戻り首相官邸キャップを経て、現在は産経新聞正論調査室次長。
※ プロフィールは放送日2019.04.05時点の情報です