過去の放送

Vol.431 一般公開

医療崩壊に日本医師会の遅すぎる“変身”

ワクチン接種が多すぎる“船頭”で迷走中

2021.01.22 64分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜はまたもや武漢ウイルスを扱いました。私たちはこの番組で幾度も訴えてきました。人口当たりのベッド数が世界一の日本でコロナウイルス陽性者、重症者、死亡者の数が欧米諸国に較べて二桁も低いとき、何故医療崩壊がおきるのかと。
 今夜もまた同じ問いを現実に投げかけてみて、得た結論は二つありました。1つは日本医師会及び開業医の協力が必要だという点です。もう1つはドクターやナースなど、いわゆる医療に関わる人々や機材の集中が必要だということです。
 医師会もようやく協力の姿勢を示し始めました。実効再生産数も1を切りました。ピークが過ぎてゆるやかに陽性者が減少していくと思われます。あとひと息、ふた息我慢すれば事態が改善する見込みです。
 ゲストは佐藤正久さんと松本尚さんでした。コロナを克服するには、どの立場の人も一人一人、自分の出来る形で協力をしなければいけない。それが明らかになりました。

≪対談で語られた論点≫
 1.日米外交が“ヤバイデン”にならぬように
 2.なぜ日本は保健所の数を減らしたのか
 3.日本医療はコマンド&コントロールがない
 4.日本医師会のあまりにも遅い“協力”
 5.都内特定機能病院が重症者受け入れに偏り
 6.東大病院がなぜコロナ対応に積極的でないか
 7.早い段階でコロナ専用病院を作るべきだった
 8.お金で医師を動かすのは非常時だけの対策
 9.即断即決できる緊急時医療体制を構築
10.ファイザー契約は厚労省でなく官邸主導
11.ワクチン接種が多すぎる“船頭”で迷走中
12.ワクチン開発は防衛先端技術が基礎

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

佐藤正久

佐藤正久
参議院議員

1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。

松本尚

松本尚
日本医科大学救急医学教授

1962年生まれ。1987年金沢大医学部卒業。金沢大学医学部第2外科を経て、2014年4月から現職。日本医科大学千葉北総病院救命救急センター長で、千葉県医師会理事、防衛省メディカルコントロール協議会部外有識者委員、産経新聞「正論」執筆メンバーなどを務めている。専門は救急・外傷外科学、救急医学、災害医学、消化器外科学、経営管理学。

※ プロフィールは放送日2021.01.22時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!