≪櫻井よしこの対談後記≫
今夜はまたもや武漢ウイルスを扱いました。私たちはこの番組で幾度も訴えてきました。人口当たりのベッド数が世界一の日本でコロナウイルス陽性者、重症者、死亡者の数が欧米諸国に較べて二桁も低いとき、何故医療崩壊がおきるのかと。
今夜もまた同じ問いを現実に投げかけてみて、得た結論は二つありました。1つは日本医師会及び開業医の協力が必要だという点です。もう1つはドクターやナースなど、いわゆる医療に関わる人々や機材の集中が必要だということです。
医師会もようやく協力の姿勢を示し始めました。実効再生産数も1を切りました。ピークが過ぎてゆるやかに陽性者が減少していくと思われます。あとひと息、ふた息我慢すれば事態が改善する見込みです。
ゲストは佐藤正久さんと松本尚さんでした。コロナを克服するには、どの立場の人も一人一人、自分の出来る形で協力をしなければいけない。それが明らかになりました。
≪対談で語られた論点≫
1.日米外交が“ヤバイデン”にならぬように
2.なぜ日本は保健所の数を減らしたのか
3.日本医療はコマンド&コントロールがない
4.日本医師会のあまりにも遅い“協力”
5.都内特定機能病院が重症者受け入れに偏り
6.東大病院がなぜコロナ対応に積極的でないか
7.早い段階でコロナ専用病院を作るべきだった
8.お金で医師を動かすのは非常時だけの対策
9.即断即決できる緊急時医療体制を構築
10.ファイザー契約は厚労省でなく官邸主導
11.ワクチン接種が多すぎる“船頭”で迷走中
12.ワクチン開発は防衛先端技術が基礎
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佐藤正久
参議院議員
1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。
松本尚
日本医科大学救急医学教授
1962年生まれ。1987年金沢大医学部卒業。金沢大学医学部第2外科を経て、2014年4月から現職。日本医科大学千葉北総病院救命救急センター長で、千葉県医師会理事、防衛省メディカルコントロール協議会部外有識者委員、産経新聞「正論」執筆メンバーなどを務めている。専門は救急・外傷外科学、救急医学、災害医学、消化器外科学、経営管理学。
※ プロフィールは放送日2021.01.22時点の情報です