石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授
1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。
2人の元政治部長が語る政界「辛口月旦評」
≪櫻井よしこの対談後記≫
今夜のゲストは元政治部長のコンビ・石橋文登さんと有元隆志さんでした。
岸田首相の手腕のちぐはぐさに話題が集中しました。防衛費の大幅増や、原子力発電の積極的使用など、岸田首相は安倍総理が成しえなかったことを成し遂げようとしています。評価されるべきです。けれどなぜか評価されていません。理由は、手法がつたないからとしか言いようがありません。
防衛費増については、5年後の増税を指示したりしています。将来の増税を匂わすだけで経済にマイナスの影響がでます。デフレを脱却し切れていない日本は、前向きの政策で克服していくしかありません。
また、5年後岸田さんが総理でいるという保障もありません。それなのになぜいま、5年先の増税を指示するのでしょうか。ここが政治感覚が鈍いと言われるゆえんです。
褒めて差し上げたいのに褒めきれない。もったいないことです。
≪対談で語られた論点≫
1.なぜ岸田首相は“突然”防衛増税検討を指示したのか
2.来年4月統一地方選があるのに増税では戦えない
3.官邸の防衛費財源のイメージ
4.宮沢洋一党税調会長が岸田首相に泣きついた?
5.西村経産相が増税慎重発言で公然と反対
6.防衛増税は岸田官邸の身内の論議だけで表明した
7.岸田首相は官僚に使われていないか
8.岸田国防政策になぜか朝日は反対しない
9.なぜ岸田首相は「宏池会」に「異様な執着」をするのか
10.世界核抑止の中でサミットは広島でよいか
11.二人の政治部長が語る政界「辛口月旦評」
西村経産相、茂木幹事長、薗浦衆院議員
青木幹雄氏、森喜朗氏、萩生田政調会長
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石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授
1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。
有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長
1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。
※ プロフィールは放送日2022.12.09時点の情報です
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ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。
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