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Vol.470 会員限定

日本に喧嘩を売りに来た中国大使

2023.05.19 47分

令和5年5月19日金曜夜10時、第470回のゲストは産経新聞論説副委員長の佐々木類さんです。
中国の呉江浩駐日大使は4月28日、着任以来初の記者会見で、「台湾有事は日本有事」との見方は「荒唐無稽で極めて有害だ」として、「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と述べました。
立憲民主党の松原仁氏が5月10日の衆院外務委員会でこの問題を取り上げたところ、林芳正外相は呉江浩駐日中国大使による台湾を巡る発言が「極めて不適切」として外交ルートを通じて抗議したと明らかにしました。
これに対して、なぜ抗議がニュースにならないのか、あるいは、抗議が弱すぎるとの声が出ています。
カナダでは、ウイグルの人権状況に批判的なカナダ議員に圧力をかけようとした理由で、中国外交官を国外退去処分としました。
着任早々、「恫喝」とも言える発言をして恥じない中国大使、そして中国。中国は世界中で何をして、諸外国はどのように対応しているのか。また、中国にどう対応すべきか。佐々木さんに伺います。

佐々木類

佐々木類
産経新聞論説副委員長

1964年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、産経新聞に入社。事件記者として、警視庁で企業犯罪、官庁汚職、組織暴力などの事件を担当。その後、政治記者となり、首相官邸、自民党、野党、外務省の、各記者クラブでのキャップ(責任者)を経て、政治部デスク(次長)に。この間、米紙「USA TODAY」の国際部に出向。米国テネシー州のバンダービルト大学公共政策研究所 日米センターでは、客員研究員として日米関係を専門に研究した。2010年、ワシントン支局長に就任後、論説委員、九州総局長兼山口支局長を経て、2018年10月より論説副委員長。

※ プロフィールは放送日2023.05.19時点の情報です

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