乾正人
コラムニスト
産経新聞上席論説委員兼特別記者兼コラムニスト。昭和37(1962)年神戸市生まれ、甲陽学院高校卒。昭和61(1986)年筑波大学比較文化学類卒、産経新聞社入社。政治部長、東京本社編集局長、論説委員長を経て現職。著書に『令和阿房列車で行こう』(飛鳥新社)、『安倍なきニッポンの未来 令和大乱を救う13人』(ビジネス社)など。
※ プロフィールは放送日2023.11.03時点の情報です
令和5年11月3日金曜夜10時、第494回のゲストは元産経新聞政治部長、論説委員長で、コラムニストの乾正人さんです。
岸田文雄首相は10月27日の衆院予算委で「所得税減税の手段を使い、何としてもデフレからの脱却を完成させなければならない」と述べました。
「税収増の国民への還元」のため、1人あたり年4万円の所得税・住民税の定額減税を来年6月から行い、低所得の住民税非課税世帯には1世帯当たり7万円を給付する方針を示しています。
この首相の「減税」方針を巡り、25日に行われた自民党・世耕弘成参院幹事長の参院本会議での代表質問が異例のものとなりました。
世耕氏は所得税減税を含む税収増の還元策を巡り「首相の決断と言葉については、いくばくかの弱さを感じざるを得ない」「支持率が向上しない最大の原因は、国民が期待するリーダーとしての姿を示せていないことに尽きる」と述べました。
また、「税収増を国民に適切に還元する」との首相の発言が「分かりにくかった」と指摘。「重要な局面で発信する際はじっくりと考えて決断し、水面下の根回しも入念に行って、政治家としての言葉で発信していただきたい」と注文をつけました。
この苦言について世耕氏は26日の参院議員総会で「首相をしっかり支えていくつもりで質問した」と述べたということですが、この代表質問は波紋を広げています。
また、世耕氏が所属する最大派閥・安倍派の塩谷立座長は同日の派閥会合で、世耕氏の代表質問を「苦言ではなくて助言だ」と指摘。その後、首相の発信力をめぐり記者団に「ストレートに言葉を言っていない。われわれに分からないことは国民に向けては伝わらない」と述べたということです(以上、産経ニュース)。
岸田政権、自民党、安倍派はいったいどのような状況なのか。
岸田政権は解散総選挙をいつ行うのか。乾さんに伺います。
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乾正人
コラムニスト
産経新聞上席論説委員兼特別記者兼コラムニスト。昭和37(1962)年神戸市生まれ、甲陽学院高校卒。昭和61(1986)年筑波大学比較文化学類卒、産経新聞社入社。政治部長、東京本社編集局長、論説委員長を経て現職。著書に『令和阿房列車で行こう』(飛鳥新社)、『安倍なきニッポンの未来 令和大乱を救う13人』(ビジネス社)など。
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