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Vol.566 会員限定

改めて石破首相の身体検査をしてみる

2025.03.28 43分

令和7年3月28日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第566回のゲストは産経新聞論説委員兼政治部編集委員の阿比留瑠比さんです。
石破茂首相が、会食した自民党の当選1回の衆議院議員、15人の事務所に、一人10万円分の商品券を配っていたことが問題になっています。
石破首相は、会食の土産代わりに私費で用意したもので、「慰労」が目的であり、政治資金規制法が禁じている「政治活動に関する寄付」にはあたらない、法的には問題はないなどと繰り返し主張しています。
が、首相公邸で官房長官同席で行われた会合は政治活動ではないかという指摘がされています。
立憲民主党の野田佳彦代表は、「徹底して説明を求める。内閣不信任決議案提出や石破茂首相の退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない」「(自民党は)トップを早く代えて清新なイメージで参院選に臨みたい。衆院解散したい。そうは問屋が卸さない」としています。
阿比留さんはこれについて、〈野田氏はつまり「参院選は、内閣支持率が低く政権基盤の弱い首相のままで戦いたい」「自民が新総裁の下で息を吹き返してはたまらない」と言っているのである〉と自身の産経新聞連載「極言御免」で書いています。
石破首相、野党、自民党、それぞれの思惑、今後の展開についてお伺いします。
またそもそも石破氏は「政治とカネ」にクリーンな政治家なのか。
改めて石破首相の「政治とカネ」について伺います。

阿比留瑠比

阿比留瑠比
産経新聞論説委員兼政治部編集委員

1966年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁、自民党、外務省などを担当し、首相官邸キャップ、外務省兼遊軍担当などを歴任。2013年、政治部編集委員。15年、論説委員兼政治部編集委員。 著書に『だから安倍晋三政権は強い』『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』『破壊外交 民主党政権の3年間で日本は何を失ったか』『決定版 民主党と日教組』(いずれも産経新聞出版)、『総理の誕生』(文藝春秋)、『政権交代の悪夢』(新潮新書)など。

※ プロフィールは放送日2025.03.28時点の情報です

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