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Vol.571 会員限定

アメリカの経済学者はトランプ関税をどう見ているか

2025.05.02 49分

令和7年5月2日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第571回は国際ジャーナリストの大野和基さんです。
大野さんは月刊Hanadaの2025年6月号に掲載されたポール・クルーグマン「トランプ関税で全世界が払う代償」の聞き手を務めておられます。
大野さんはポール・クルーグマン 著『そして日本経済が世界の希望になる』(PHP新書)の翻訳者であり、また、編著の『アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃』(文春新書)ではイアン・ブレマー、ポール・ダンス、ポール・クルーグマン、ジム・ロジャーズ、ジョン・ボルトン、ジャック・アタリ、ジェフリー・サックス、ユヴァル・ノア・ハラリら各氏にインタビューを行っている国際ジャーナリストです。
トランプ大統領は4月2日、一律10%の関税と共に、「相互関税」、自動車関税を導入すると明らかにしました。5日にすべての国や地域を対象に一律で10%関税を引き上げ、アメリカ東部時間の9日午前0時すぎ(日本時間の午後1時すぎ)には日本を含むおよそ60の国や地域を対象にした「相互関税」を発動しました。が、10日にトランプ大統領は「相互関税」の措置を90日間、停止すると発表し、各国と個別に交渉しています。
関税をはじめとする米トランプ政権の経済政策によって市場は混乱し、米国の株価、債券ドルのトリプル安が生じています。
このトランプ政権の関税政策について、ノーベル賞を受賞するほどのアメリカの経済学者たちは何を言っているのか。今後、どうなると見ているのか。
大野さんに伺います。

大野和基

大野和基
国際ジャーナリスト

1955年兵庫県西宮市生まれ。大阪府立北野高校卒。東京外語大英米学科卒業後、1979年渡米。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学んだ後、ジャーナリストの道に進む。以来、国際情勢の裏側や医療問題に関するリポートを発表するとともに、世界的な要人・渦中の人物への単独インタビューに成功。芸能ゴシップから国際政治経済モノまで、すべてを等距離に置くことをモットーとしている。最新刊にインタビューと編集を手がけたマルクス・ガブリエル著『時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い』(PHP新書)、編著に『アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃』(文春新書)、訳書にポール・クルーグマン 著『そして日本経済が世界の希望になる』(PHP新書)など多数。

※ プロフィールは放送日2025.05.02時点の情報です

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