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Vol.231 一般公開

米中武力衝突はあり得る

2018.10.19 42分

10月19日金曜夜10時、第230回のゲストは、評論家の宮崎正弘さんです。
アメリカのペンス副大統領が10月4日、ワシントンの政策研究機関「ハドソン研究所」で演説し、その内容に注目が集まっています。
・日本の施政下にある尖閣周辺を巡回し、南シナ海の人工島を軍事基地化している
・南シナ海で「航行の自由作戦」を実施していた米海軍のイージス艦に中国艦船が異常接近するという嫌がらせがあった
・キリスト教徒や仏教徒、イスラム教徒が迫害されている
・アジアやアフリカなどで借金漬け外交を展開している
・アメリカの企業や映画会社、大学、シンクタンク、学者やジャーナリスト、地方や連邦政府当局者に圧力をかけたり、報酬を与えたりしている
・中国がアメリカの中間選挙に介入しようとしている
・中国に批判的な研究機関にサイバー攻撃を仕掛けたり、学者にビザを発給しないなど学問の自由を侵害している
 ペンス副大統領は、このような趣旨で、中国政府を批判しました。
宮崎さんは「歴史の原則は、ヘゲモニーを担う国は一つだということ。それゆえ米中100年戦争が始まった」と指摘します。
そして米中戦争は貿易戦争から金融戦争、通貨戦争に向かい、決着がつかなければ軍事衝突もあり得るとしています。
中国との戦いに対するアメリカの本気度について詳しく伺います。

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宮崎正弘

宮崎正弘
ジャーナリスト・評論家

昭和21(1946)年、石川県金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。昭和57(1982)年、『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。国際政治、経済などをテーマに独自の取材で情報を解析する評論を展開。中国ウォッチャーとしても知られ、全33省を踏破、近年はアジア諸国の取材に集中している。 主な著書に、『吉田松陰が復活する!』(並木書房)、『台湾烈烈』(ビジネス社)、『「中国の時代」は終わった』(海竜社)、近著に『日本再生、米国・ロシア復活、中国・EU沈没 トランプノミクス』『トランプ熱狂、アメリカの「反知性主義」』(海竜社)、『中国経済はどこまで死んだか 中国バブル崩壊後の真実』(共著、産経新聞出版)など。

※ プロフィールは放送日2018.10.19時点の情報です

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